【名前】西行・キャスリーン・華恩
【性別・年齢】ひ・み・つ
【身長・体重】172cm・73kg
【国籍・出身】日本
【所属・役職】フリー
【属性】水・地(ただし、必要に応じて組み替えられるらしい)
【魔術系統】呪術寄りの混沌魔術、それと必要に応じて幻術
【魔術回路】質:A 量:B++ 編成:正常
【趣味】情報収集、史跡巡り、写生、勉強
【特技】機械いじり、手品
【好きなもの】美しいもの、綺麗なもの、頑張り屋
【嫌いなもの】意気地なし、暴力
【外見的特徴】長く美しい黒髪を腰まで垂らしたモデル体型の女性。真夏であっても肌を見せない服を選んで着ており、脱ぐように勧めるとやんわりと断られる。
【解説(人物】
謎のドールアーティスト。「キャスリーン」はあくまで西洋圏で活動するときのための通称用の名前であり、日本出身だとのこと。
出没期間や活動範囲の間隔が広すぎること、義肢作成・作曲・設計・イラストなどの仕事量を合計すると明らかに人間業ではないそれになるので「西行は複数人の合同ペンネームで、表に出ているのはメディア展開担当の代表」という説が密かに囁かれている。
裏の顔は、主に日本周辺で活動中のフリーランスの魔術使い(どちらかというと表向きの「ドールアーティスト」で呼んでもらう方が嬉しい)。
容姿が何年たっても変化しない、調べても来歴がわからない、神出鬼没であるなどの理由で謎の人物としてマークされがちだが、腕だけは確かなので仕事の依頼自体は十分に来る。
魔術礼装の作成や調達などの非戦闘業務を特に専門として活動しているが、本人曰く戦闘関係の業務はそれをするほど価値のあるクライアントがあまりいないからやらないだけ、とのこと。
基本的に契約は不備なくこなすが、裏切りや相手からの契約違反、および見下した態度には手痛いしっぺ返しを与える事を信条としている。殺したはずなのに次の日に無傷で現れて魔術工房に放火された、という体験談も。
その正体は、ルート分岐次第でたどり着く果心居士の可能性の一つ。
分岐条件はおそらく「自身の絶望からくる自殺衝動よりも優先するものがあった」こと……つまり、友人による攻略成功時に稼がれた好感度がより高かった事だと思われる(死亡ルートでも好感度は本来から見て異常と言って差し支えないレベルには高いので、あしからず)。
自己の正体を知ったことにより目標を「完璧な人間になること」と定めている。
自らの天才性を土台にし、その完璧さと圧倒的性能を自他共に認めさせることで逆説的に「今の世まで生き残っている者が自分であることは正しい」と思えるようになることが目的。常に新しい目標を探しては自己改良を続けており、その分野は武術から料理まで多岐にわたる(明らかに迷走している気がするのだが……)
完璧主義ゆえに職務中に目の前で弱いものいじめなどの「不快な事柄」が行われていると我慢ならず、それゆえに世界線によっては子供の面倒をみることになっていたり。
「依頼とあらば、完璧にこなす。それだけは保証しましょう。裏切りや手抜きなんて美しくないですから」
「触媒…………ですか?ええ、集めております。ですが絶対に譲りません。諦めてくださいな」
「はい!ワタシってば器用万能なのですよ」
「何を可笑しな事を。歴史書に出てくる人物は架空(フィクション)ではなく血の通った現実(リアル)ですよ。」
「………ケッ、大莫迦が。お前の行動なんて百手先までお見通しだっての」
「あーあ、これだから暴力は全てを解決するなんて思い込んでる愚か者は嫌いなんだよなァ」
じゃあ義体化前はどうだったのさ?
【魔術属性】水・地・無
【魔術特性】適応
【魔術回路】質:A 量:A+++ 編成:異常(全身に神経のように張り巡らされており、常に異常駆動気味)
神代の魔術師について「こちらが自転車なところをバイクでカッ飛ぶ」と例えた魔術使いのサーヴァントがいたが、これ自転車を無理やりバイクに改造したような歪な状態。
型月世界において人類は魂・精神・肉体の三要素で構成されているということは周知の事実であるが、この場合はまぁ上の下ぐらいの普通の魔術師になるはずだった既に作られた存在に対し強引に別の魂をもう一個ぶち込んでしまったがために、双方が影響しあってバグったというのが現実。もっと肉体に「色のついてない」ホムンクルスとか研究してから実践に移るべきだったんじゃないかなお父さんよォ。
生まれつき勘で扱えるレベルである方の術式は毎回「神代方式で魔術を行使できる環境を構築する」という行動を無意識に実行した上で行われるものであり、得られる効果は通常ではありえないレベルで絶大である代わりに非常に負担がキツい。そのため、うっかり使ってしまうたびに回路の異常駆動が発生。そんなこんなで、この体質は本人の魔術嫌い・物理信仰を加速させることに一役買っているのであった。
生まれながらに味わい続ければある程度は慣れるとはいえ辛いものは辛いので、成長するに従い適当な魔術基盤に相乗りして現代方式の魔術を模倣する方向に切り替えた模様。後年に至っては強引に別の「肉体」を作ってそちらを使用している有様だが、厳重に保管しているこちらと同一性能の義体を使わないのは単なるプライドの問題と「人間の範囲内で暮らしていけるのであれば人外である必要はない」という判断から来るものらしい。
……しかし、神代の魔術を使うということはなんらかの手段、例えば神の権能などを以って根源に接続しているも同義なのだが、果たして彼にくっつけられた「なにか」の正体は何なのやら。
【魔術】幻創魔術(仮)
上記プロフィールで言うところの「神代方式で魔術を行使できる環境を構築する」という行為の暫定的な呼称。限りなく魔術的なアプローチで実現された神代回帰とも言えるかもしれない。自身と自身が影響を及ぼしたいオブジェクト限定で、一時的に環境を「自分が好きにできる」属性に書き換える魔術。一呼吸で世界を塗り変えるような技術ではあるのだが、無論人間(干渉し合いで大分混血・半神のようなそれに作り変えられているとはいえ)に許される所業ではなく、使用の際は神代から離れていればいるほど多大な負荷に襲われることになる。なお、影響が一時的なものなのは「外界に露出させた場合即座に世界から排除される」という固有結界と同じ理由であり、自身の肉体を作り変えるという点のみに絞ることができればある程度ローリスクになる模様。所持者本人は、無意識ではあるがもっぱら自身の体を「普通の人間に近い」状態に保ち続けることに使用していた。
回路の異常負荷(オーバーロード)により起こる現象は主に発熱、全身の激しい痛み、偏頭痛、慢性的な感覚過敏、呼吸困難等。余人であれば死を望むほどの苦痛だが、皮肉にもその回路により最低限の生命維持はなされるため苦痛により死に至ったり発狂したりすることはない。これらを代償に千里眼や魔法に近い(あくまで近い、であり本当にそうであるわけではない点に注意)知識と力を得ることが可能であると考えれば「全くの悪い話ではない」と思うものもいるのかもしれないが、少なくとも所有者本人はデメリットの方を重く見ている。
逆算的に考えるのであれば、これを「有効に扱えて、なおかつ現代テクスチャで不都合が発生しない」形に改善していった結果が混沌魔術めいた何かと幻術であるのだろう。
なお、サーヴァントとして召喚される「彼」の場合こちらはサーヴァント霊基で再現可能な規格まで性能を落とされており、それゆえに回路の異常駆動がなくなることから平均的な機嫌が生前比でかなりマシであるらしい。
ブルートガング用呼称表
フェリーペ… フェリーぺさん
メンテー… メンテーさん
ローリー… 新所長
キャスリーン… ワタシ
エルルーン… エルルーンさん
尚雲祥… 尚さん
ヘンリー… ヘンリーさん
潜影のハサン… 潜影さん
尾裂一号…一号
尾裂二号…二号
尾裂三号…三号
尾裂四号…四号
尾裂五号…五号
尾裂六号…六号
尾裂七号…七号
尾裂八号…八号
尾裂九号…九号
尾裂十号…十号
※シリーズに対しては、他の人の前ではちゃん付け