ユリナ・リベル

【名前】ユリナ・リベル/Yurina Libell
【性別・年齢】女性・10代
【出身】イギリス・キングスクロス
【職業】学生
【身長・体重】152cm・41kg
【スリーサイズ】B:78(D)・W:52・H:80
【契約サーヴァント】アルセーヌ・ルパン
【所属】時計塔・呪詛科
【趣味・特技】本屋巡り・速読
【好きなもの・嫌いなもの】読書(ファンタジー、幻想文学)、小説執筆、喫茶店・教室以外の騒がしい場所
【CV】田中美海
【人物像】
三つ編みに結った淡い栗色の髪と眼鏡が特徴の少女。落ち着きの無い態度と小柄な体躯に隠れているがよく見るとべらぼうな美少女。
本と物語、それにまつわる全ての事象をこよなく愛する筋金入りの文学少女。
普段は楚々として穏やかな見た目通りの清楚な少女だが本のことになると馬脚を表す……ものすごい早口でその本に対するありとあらゆる知識を語る悪癖を持つ。
本人も自覚しているがなかなか治らないらしく、一度落ち着くと顔を真っ赤にしてその場にしゃがみこんだり顔を伏せたりする。
幻想を愛し、空想を愛する乙女。
ロマンチストで理想主義者。「努力すれば夢は必ず叶います」とか言い出すタイプ。
現にその愛らしい性格とは裏腹に彼女は努力家で
あり、呪詛科に入ってからはメキメキと魔術の腕をあげている。
「努力すれば必ず叶う」という主義思想は実体験からなるものである。
本の虫であり、本屋や図書館に行けばいくらでも時間がすごせる人種。今の目標はクリスティとO・ヘンリーの著作群を読破すること。


【刻印・代数】あり・15代目
【魔術系統】マザーグース、あるいは児童文学や古典文学を下敷きにした術式
【魔術回路:質・量】質C・量C
【属性】地
【編成・位置】正常(虚構の概念に特化)・両腕
【解説】
14世紀ほどから活躍していたイギリスの『本物の魔女』を祖とする家系。
空想に親しみ幻想と寄り添うことで妖精郷と呼ばれる世界の裏側へとたどり着き、根源へと目指すことを目標とする。

□魔女の寓話(フェアリーテイル)
代々引き継がれてきたリベル家の魔術―――あるいは使い魔・礼装群。
リベル家の魔術師は優れた指揮者であり、同時に軍師であり、策略家であった。
ユリナ自身も攻撃魔術はてんでダメだが、優秀な使い魔達を使いこなす。
スターマインの魔女が扱うものと酷似しているが、彼女達の操るそれのように伝承防御は有していない。
加えて彼女の趣味趣向から先祖代々伝えてきた古の伝承を元にしたものではなく、近代の創作をベースにしたものが多いため術式としては幾分か劣っている。


御伽の庭(ネバーランド)
出典:ジェームズ・マシュー・バリー『ピーターパン』
妖精の記された羊皮紙の切れ端。地面に溶け込んで同化し、魔女の寓話(フェアリーテイル)が成立するための下地を作る。幻想を肯定し、文明を否定する童話世界の顕現。

木の実のなる木(ツリー・ナッツ・ツリー)
出典:マザーグース『木の実のなる木』
侵食樹。土壌を喰らいマナを養分として育つ龍脈殺しの木。金の梨と銀のナツメグが実り、自然落下したそれを食べることで体力と魔力を回復させることが出来る。

釘無し歌(ロスト・ネイル・ソング)
出典:マザーグース『釘がないので』
四つの節からなる存在の否定、極小規模のバタフライエフェクト、連想ゲームの魔術。AだからB、BだからC、CだからD、DだからEという流れによって任意のものを消失させる。ただし原典に釘や馬蹄、騎士が出てくるため中世ヨーロッパ程度の世界観以外のものは指定出来ない。具体的にはWiFiがないから通信ができない、みたいな指定は不可能。また、本人が認識出来ていないものも指定出来ないため「両親が出会っていないから貴方は生まれない」みたいなことは不可能。両親との馴れ初めを知っている場合は可能だが本来の経緯に忠実にする必要がある。効果こそ荒唐無稽だがそれに至るためには現実に忠実である矛盾を孕む。

3匹鼠(スリー・ブラインド・マウス)
出典:マザーグース『3びきのメクラのねずみ』
3匹のデフォルメされた鼠の使い魔。敵対者を寄せ付ける木とはまた別の人寄せ。人身御供、敵意誘導のねずみ。使い魔達は敵対者の周囲を駆け回り煽り散らしてヘイトを買う。一度攻撃を受けると破裂して呪詛をばら撒き、相手の視覚を一時的に奪う。

骸を食む者(ブラックモア)
出典:アルフレッド・ヒッチコック『鳥』
呪的な加工が施された鴉の羽。獣害、鳥害、あるいは鳥葬の具現。敵対者を喰らい尽くす鴉の群れを召喚する。

顔無き英雄(マスク・ド・ゾロ)
出典:ジョンストン・マッカレー『怪傑ゾロ』
Zの文字が記された木彫りの覆面。被った相手の身体能力を大幅に強化することができる。ただし自分では使用不可能。

奴を探せ(ハイド・アンド・シーク)
出典:マーティン・ハンドフォード『Where's Waldo?』
黒一色のデッサン人形。影絵の群衆。『木を隠すなら森』を理念とする隠密術式。実体を持たない人の群れを投影してその中に身を隠す。

一人称:私
二人称:貴方
三人称:○○さん、サーヴァントの場合クラス名にさん付け。
備考:誰に対しても丁寧に接する

「焚書本ですか? 本に罪はありません。作者に罪はありません―――本と言うのは受け取り手がいてこそ成り立つもの。受け取り手の偏見による」
「はい! サー・ジェームズ・ジョージ・フレイザー氏が1890年から1936年にかけて発刊した研究書ですね!
 民間伝承・民話学・神話学に点在していた呪術、ジンクス、慣習などを五冊に分けて纏めた本です。
 フィールドワークに重きを置く一部の学者からは「書斎の学問」「安楽椅子の人類学」と批判を受けましたが……
 近年では「類感呪術・感染呪術」という概念を確立し、これほど多くの呪術や伝承を纏めた本は無いと評価されている1冊で……あ、ごめんなさい……」
「や、やめてください! そんなに見つめられると……恋しちゃいますよ! いいんですか? しちゃいますよ?」
「悪いとは思います……でも私。貴方のことは嫌いです」
「起きて、私の童話達―――( Hey Diddle Diddle)」
「私、魔術師に生まれて幸せです。ドイルもトールキンもウェルズもローリングも、ここまでのトキメキを私にくれませんでしたから」
「夢は必ず叶います―――貴方なら尚更です。行きましょう、アサシ―――ルパンさん! 貴方の夢を叶えるために!」

  • 最終更新:2020-02-12 23:28:56

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