バフォメット/ジャック・ド・モレー

【CLASS】ランサー 
【他適性CLASS】キャスター、バーサーカー、アヴェンジャー
【元ネタ】史実+伝承
【真名】バフォメット/ジャック・ド・モレー(正確にはそのどちらでもない) 
【性別】男性 
【身長・体重】186cm・80kg 
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷C 魔力A 幸運E+++ 宝具A+
【クラス別能力】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。
存在自体が濃密な魔力を帯びているため高ランク。

陣地作成:C+
悍ましい儀式を行う為の「会場」を作り上げる。

【固有スキル】
無辜の怪物:A+ 
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。
誹謗中傷、あるいは流言飛語からくる、有名人が背負う呪いのようなもの。
ジャックとバフォメットは切っても切れぬ関係どころか、存在同士が混ざり合ってしまっている。

黒魔術:A+ 
魔術系統の1つ。
生贄を捧げることで、特定の対象に対する災厄の招来及び呪殺、悪魔召喚、儀式による精神集中を目的とした魔術。
黒ミサやサバトの象徴でもあるランサーは、極めて高度な魔術行使を得意とする。

うたかたの騎士道:A-
かつては気高き騎士たちの集まりだったが、冤罪により穢され、もはやかつての剛健さは失われた。
「騎乗」や「心眼(真)」などといった複数の戦闘系スキルを所有しているが、正規の騎士では無くなってしまったため短時間しか発揮できない。

黄金律(魔):B
身体の黄金比ではなく、人生においてどれほどお金が付いて回るかという宿命を指すスキル「黄金律」の亜種。
ランサーは周囲の運気を吸い上げ、金銭を得ることが出来る。

【宝具】
『其は魔宴の主にして罪人に有らじ(ファルスム・ソドミス)』
ランク:B 種別:契約宝具 レンジ:0 最大補足:1人 
悪魔崇拝の具現化。ランサーの口付けを受け入れ、契約関係を結ぶことにより、対象の能力を大幅に強化する。
ランサーのスキルを借り受けたり、彼のステータス値を対象のステータス値に上乗せすることも可能。

デメリットとして契約を結びなおかつ効果を発動中、ランサーは貸し与えているスキルが使用不可となったり、
上乗せに使用した自身のステータス値をその分弱体化させなければならない。

……更に契約の代価として、死亡した対象は魂をランサーに捧げなければならない。
回収した魂は、ランサーの魔力供給に利用したり、第二宝具の強化材料になったりする。

この宝具はサーヴァント・人間問わず自由に契約を結ぶことが出来るが、
「神聖なもの・守るべき道徳に背き、踏みにじる儀式の具現化」であるため、
「秩序」あるいは「善」属性に対しては、口付けをした途端に強力な呪詛が相手を蝕む。
どちらかの属性を持っているならば、一段階分のステータス低下を受け、
両方備わっているならば、二段階分のステータス低下と呪いによる持続ダメージを受けてしまう。

この宝具は魔力か幸運の判定で抵抗が可能だが、回数を重ねるごとに抵抗の難易度が上昇し、
3回目の抵抗となればどんな相手でも、結果は必ず致命的失敗(ファンブル)となってしまい、ランサーの口付けを受け入れることになる。

もしも、自らのマスターがこの契約を結び利用したにも関わらず、令呪による強制自害などで支払いを拒絶した場合、
死んだはずのランサーがどこからともなく現れ、必ずや代価を払わせるであろう。
どんな手を使ってでも正義を為す善人であれ、他者は食い物だと豪語する悪人であれ、裏切りには相応の報いが待っている。

『悪意の杯よ、憎悪を零せ(インフェルヌス・グレイル)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大補足:200人 
人間の悪性や負の感情が込められた邪聖杯。「聖杯」と名がつくが決して願いを叶えるではなく、血と欲によって生まれたモノ。
その中身は冤罪によって処刑されたテンプル騎士団たちをはじめ、強い憎悪や復讐心を持った者たちの魂で満たされている。
更には杯に新たな魂を注ぎ、宝具を強化することも可能。負の感情を蓄えた魂であればあるほど威力は上昇していく。
そういった魂でなくとも、はじめから杯の中で渦巻いている怨念に浸し、染めてしまうのでも特に問題でも無いが。

真名解放と共に聖杯から無数の魂が溢れ出し、怨嗟の炎を吐き散らしながら周囲の敵を焼き尽くそうとする。
炎による物理的なダメージも凄まじいが、魂たちの呪詛的な汚染効果も厄介なもので、
少しでも死者たちの感情に恐れたり同調したりしてしまえばすぐさま魂(あるいは霊基)自体にダメージが入りはじめ、最終的に聖杯に呑まれてしまう。

【Weapon】
穂先に炎を纏わせた禍々しい長槍。

【解説】
テンプル騎士団によって崇拝されていたとされる悪名高き悪魔。
この話自体、騎士団が所有していた莫大な財に目を付けたフランス王・フィリップ4世によってでっち上げられたものであり、
異端の濡れ衣で多くの騎士たちが処刑された。
おそらく最も人々が悪魔と聞いてイメージする異形、悪魔崇拝の象徴にして黒ミサを司る山羊頭の悪魔。

ランサーは厳密に言えばテンプル騎士団総長であるジャック・ド・モレー本人ではなく、
ジャック・ド・モレーという英霊にバフォメットという不純物が混ざりこんでしまった、極めて特殊な霊基を持つ反英霊。
テンプル騎士団の総長たる悲劇の騎士でも無ければ、人々の想像から生まれた邪悪な魔性でも無い、
「虚無にして無垢なる怪物」。真性悪魔とは異なる悪魔。

召喚直後はただならぬオーラを纏った黒い甲冑の騎士かいかにも凶悪そうな悪魔の姿をしているが、素顔は涼し気な雰囲気の美青年。

それなりの信頼関係を結べば判明するが、自分について他人ごとのように語り、自我も召喚されて初めて得たために記憶も感情も曖昧だという。

こう聞くと害が無いように思えるかもしれないが、思考や性根は「典型的な悪魔像」そのものであり、
善人を誘惑し、悪人を慈しみ、最期は破滅させ、全てを失ったその魂を喰らうことに至福を覚える外道。
なんなら自身が思わぬことで破滅しても興奮する。
自ら裏切ったり無理やり悪の道に走らせるような真似はしないが、常に側にいてこちらの甘言に耳を傾ける瞬間を待っているタイプ。
稀に、「肉体側の記憶に引っ張られ」高貴な騎士らしい善良な振る舞いを行うことがある。

聖杯にかける願いは無く、召喚者の行く末がどうなるか観察して愉しみ、あわよくば自身が破滅へ導くことが目的。

誕生日:不明 血液型:不明
イメージカラー:ミッドナイトブルー 特技:エスコート、夜更かし
好きな物:人間、甘いもの 苦手な物:騎士道、辛いもの 天敵:強いてあげるならば、聖人?
髪の色:黒 瞳の色:金 肌の色:褐色

「ランサー、召喚に応じ参上した。真名は……ふむ、そうか……まぁ、好きなように呼ぶといいさ。我が契約者。」
「己(オレ)はあんたの選ぶ道を応援するよ、マスター。悪魔っていうのは人間をとことん寄り添って甘やかすものだからな。」
「善良な奴は好きさ、堕とし甲斐があるからね。」「嫌いなものは……代価を支払わず報酬を得ようとする輩、かな。」
「退屈だな、マスター。今から寝直さないか?──────無論、朝まで、じっくりと。」
「こんな時でも無い限り、騎士ごっこに興じることができないだろう?」
「まさか、己(オレ)の正体を知っていて、ここまで至るとはねぇ……あんたは大層な愚か者だよ、契約者。
 だが、それでこそ騎士の皮を被った間抜けな悪魔に相応しい主だ。
 あんたの魂は誰にもやらないし、何処にも往かせないが──────世界の終りまで穢(あい)してやるよ、我が愛しき主。」

【バフォメット/ジャック・ド・モレー アナザー】
通称はアナザー、アナザージャックなど
事故で一時的に霊基にバフォメットではなくてジャック・ド・モレーの側面が強く出てきた、
騎士道クソ食らえなのは相変わらずだが淫らに残酷に人間に復讐する存在のようになったバフォジャック。

通常とは違い、かっちりとした服装を好む。不機嫌顔や仏頂面でいることが多くなり、常に目線が冷たい。また、瞳孔も十字型から人間味が増した灰青色のものになっている。

「どうしましたか、我が主。…………なるほど、でしたら己(オレ)の体を好きに使ってください。
 大丈夫、これも立派な従者の役目ですし、主にならばどうされても良いと思っているんですよ?それに……疚しいと思っても悪魔のせいにすればいいじゃないですか、 
 貴方がこうなったのは、全部、悪魔(オレ)のせいだって。っ、ふふ……もっと乱暴に扱っていいですよ。嗚呼、なんて──────可愛い(ばかな)人。」
「判決を言い渡してあげましょう……『死刑』だ。死ね。貴様らは悉く死んでしまえ。……フフフ、アッハハハハハ……!」
「どうしたんですか、そんなにのけ反り悶えて……ああ、これで貫かれるのがよっぽど善かったんですねぇ。」

「悪魔のオードパルファン」

バフォメット/ジャック・ド・モレーからのバレンタインのお返し。

貴方のために、と彼が自ら調合した香水。
「オードパルファン」とは香水の呼び方の一つで、最も香りの持続時間が長いものを示す、らしい。

媚薬効果などが入っていない、何の変哲も無い普通の香水であることは、
魔術師系サーヴァントたちがしっかり分析し保証してくれた。

……苦手な香りでもないので、貴方はそれなりに使っている。……それなり、に。




「そもそも、香水を贈ること自体、独占欲の表れだと感じ取るのが普通だと思うがね。 
 さて、我が主は使ってくれてはいるが……それが無知ゆえのものか、理解した上でのものか……。
 そういう読めないところが、本当に愛おしいな。」

表情差分

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  • 最終更新:2021-04-05 18:38:17

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