遊糸 正三

【氏名】遊糸 正三(ゆうし まさみ)
【性別】男性
【年齢】33歳
【出身】日本、H県
【身長・体重】177cm・66kg
【肌色】黄色人種【髪色】小豆色【瞳色】千歳茶
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】柔和で知的な雰囲気を纏わせた男性
【令呪の位置】右手の甲。螺旋が三重に連なったような紋様。

【属性】混沌・善
【魔術系統】治癒魔術、暗示魔術
【魔術属性】水
【魔術特性】特になし
【魔術回路】質:D+ 量:C- 編成:正常
【起源】好事

【所属】フリー
【階位・称号・二つ名】

【契約サーヴァント】

【魔術・特殊技能・特性など】
『起源:好事』
かわった物を好むこと。ものずき。
彼はこの起源の影響か、人が嫌いそうなもの(蛆虫や昼間の夜光虫など)に魅力を感じやすい。但し、抱くのは「嗜好品、芸術品に近しい愛」であり、人が人に抱くような愛はない。

【礼装・装備など】
『手術刀』
数十本のランセットと簡易的な医療道具。
それぞれに痛みを和らげる暗示魔術が仕込まれており、正三や彼の祖先はこれを医療に使うことで麻薬を最小限に患者の苦痛を最小限に止めることが可能。
また、治療薬には治癒魔術も施してあり、些細ではあるが傷の治りをよくする。

【外見・容姿の詳細など】
清潔感のある容貌と整えられた衣服がマッチし、威厳と共に穏やかさを相手に抱かせる。
医師らしい責任感の強さがあらわれたしっかりとした面立ちだが、困り眉がちなところからは彼の人の好さを窺い知れる。落ち着きのある眸からは彼の理知、学識の深さが滲み出ている。
黒縁の丸眼鏡をかけている。

【人物像】
容姿にたがわず、誰に対しても分け隔てなく情を注ぐ博愛主義。
命への価値観はシビアな一方、どうしても情に流される部分があり、同じく医者であった親からはそこを常々指摘されていた。
抜けているところもあり、オフの時はそこが前面に出てきて一種のダメ人間になる。忘れ物、失せ物多々。

イメージカラー:小豆色
特技:医術、セラピー、裁縫
好きなもの:芸術品、純文学
苦手なもの:毬栗、エリンギ
天敵:幼児
願い:亡き妻、準子の蘇生

【一人称】私 【二人称】貴方、君、○○さん、○○君 【三人称】彼、彼女、○○さん、○○君、あの子、あの人
台詞例
「遊糸正三と言います。我々は各々の願いが為に聖杯を取り合う、謂わば敵…ですが、今この一頃は、互いに心を許しあいませんか?」
「確かに、私は魔術師です。ですが…それ以前に、人間です。人として、無辜の人々を傷つける訳にはいきません」
「え?あ、いや…私、こういうの結構好きなんですが…その、変ですかね…?よく、物好きだな、と言われるのですが…」(ビルダーベア的ぬいぐるみを愛でながら)
「あ…これ、ですか。はは、いや。…おくるみ、です。えぇ、うちの子供をくるむはずだった……準子に、教わって……駄目ですね、私。こんなもの、持ってたって、何の意味もないのに…」
「私は…準子を、私の、妻を、取り戻したい。そして、もう一度……」

【来歴】
H県の、何度か連続テレビ小説の舞台になったことのある内海に面した市にて小さな産婦人科医院の院長を努める男性。
代々遊糸家は治癒魔術、暗示魔術を医療の手助けとするために体得してきた一族であり、正三の弟も外科医として県外で魔術を利用して医療に携わっている。長男の正三は曽祖父の頃から残る医院を継ぎ、一族と正三自身が長きに亘り培ってきた信頼度から大病院との中継ぎの役割を負っている。
10年ほど前に「準子」という慎ましい女性と結婚し順風満帆な日々を送っていたが、正三が出勤中に不慮の事故により妻を亡くした。
魔術を齧る程度でこそあれ扱う者として、そして命を預かる職に就く身として、人の生死には例え親類であろうと耐え抜ける自信があった。
けれど。準子は、二人の間の子を孕っている中で死んだ。ちょうど、妊娠8ヶ月の時であった。
あまつさえ、事故による遺体の外傷が余りにも酷かった。法定速度ギリギリの勢いに轢かれた妻の身体は大きな打撲痕があり、そして、腹が獣に裂かれでもしたかのように破れていた。血の海に沈んでいたのは、「命になるはずであったもの」だった。
一度は心神喪失、生きる気力も失い、引き篭ったりもした。食事も、睡眠を摂ることもままならなかった。
しかし、いや、だからこそ。正三は決意する。このようなことは二度と起こさせまいと。だが自分は警察でないために交通を規制することは出来ない。ならば、せめて自分の仕事の内でそのような悲劇は生み出さない、と。
それからは、今まで以上に暗示魔術、治癒魔術の研鑽に励み、来院する患者の話に親身になって耳を傾けた。
中には、望まぬ妊娠から堕胎を願う客もいた。そんな時も、悔しさを噛み殺し、彼女たちと向き合い続けた。母親には、安全で悔いなき決断を。胎児には、安寧で憂いなき誕生を。それが、誕生の叶わないものとなってしまったとしても、涙と血が、その人の人生を濡らし続けぬように。
それでも、自分の心中には悲歎がある。悔恨がある。もう一度、もう一度で良いから、準子と会いたいと。準子と、彼女の胎の中の我が子と見えたいと。仕事に打ち込めば打ち込むだけその想いは燻っていく。
そんな折に、彼は聖杯戦争を知る。

【性格】
自分の責務に誇りと責任感を強く持ち、それを貫こうとする意地がある。
しかし冷徹漢であったりは決してせず、先述通り情にはむしろ脆く流されやすい。誰かと意見がぶつかった場合、仕事上ならまだしもオフの時はついつい譲ってしまうような甘さが目立つ。

【行動規範・行動方針】
聖杯狙い。けれど無差別な巻き込みなどは避けたいという半端な考え。
恐らく、通常の聖杯戦争においては当初こそ聖杯の勝ち取りを狙うも、一般人の被害により戦いに意欲的にはならず一般人の救助などを優先するようになる。特に妊婦などの被害は強く警戒する。
その裏には、聖杯という代物に疑いを感じているため。命に関わる仕事をしているために、死者を蘇らすなどといったものを俄に信じられないから。
これが、もし真実と確信したなら────

【参戦理由】
前述。

【サーヴァントへの態度】
まず歴史上の偉人と出会えるということに驚愕する。
それ以降は、畏敬の念を大いに持って接する。もしもサーヴァントが、そういった態度を厭い、或いは砕けた態度でと求めてくるなら、少し距離感も近くなるかも知れない。
子供の容姿のサーヴァントの場合、たとえそれが全盛期であったり諸事情があったりで中身が大人な際もつい「子供だから」と荒事から遠ざけようとする。

【役どころ・コンセプトなど】
未亡人(仮)なお医者。
常識人で医療関係での解説役に。魔術と医療技術の掛け合わせはほどよく使えない程度。

  • 最終更新:2022-11-19 17:42:08

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