許仲琳

【CLASS】ランサー
【真名】許仲琳
【出展】史実・中国
【性別】女性
【身長・体重】157cm・45kg
【スリーサイズ】82(C)-53-85
【属性】中立・中庸(地)
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷C+ 魔力A 幸運A 宝具EX
【CV】山崎はるか
【イメージソング】星に願いを/flumpool
【イメージカラー】紅牡丹
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。事実上、現代の魔術師ではランサーに傷をつけられない。魔を弾く神珍鉄を有するランサーは最高クラスの対魔力を持つ。

【保有スキル】
道術:A
大地と一体化し地球のオドを自身に還元するスキル。ランサーは最高クラスの道術使いである。Aランクであれば行動に必要な大半の魔力を道術で補うことが出来る。

魔力防御(地):A
先程の道術から派生したスキル。肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に展開することによって能力を向上させる。いわば魔力のフィールドバリア。大地の魔力を纏うランサーの肉体は瞬間的に対軍宝具に匹敵する耐久を得る。

英雄作成:EX
稀代の英雄、神仙、豪傑達を後世に伝えたことから獲得したスキル。ランサーの生み出した英雄達は中国全土で愛されている。因果を束ね、常人には成し得ぬ奇跡を起こす『英雄』を作り上げる。

鐘山逸叟:A
きょうざんはんそう。ランサーの号であり、鐘山に住む逸脱した力を持つ老人という意味となる。鐘山は中国の南京市に実在する山であり、このスキルは本来幻霊クラスの霊基しか持たないランサーを英霊たらしめる縁となる。

崑崙仙技・太公望釣魚槍(こんろんせんぎ・たいこうぼうちょうぎょそう)
ランク: - 種別:対人絶技 レンジ:1〜10 捕捉:1人
太公望が魚を釣る姿勢をきっかけに見出した武術。両手を軽く添え突き出した際に回転を加えることで魔力の渦を纏わせ通し、通背拳と呼ばれる技のように相手に衝撃を伝える。陰の気と陽の気によって描かれる螺旋は陰陽太極を成し、無機物有機物問わず対消滅させる。

【宝具】
『崑崙至宝・十絶天陣(こんろんしほう・じゅうぜつのじん)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜100 最大:1000人
四神相応、五行、八卦、十干―――そして陰陽太極が記された幟。
ランサーの身の丈を越える長さを誇り、神珍鉄と呼ばれる金属で出来ているため槍としても振るうことが出来る。
神珍鉄とは魂食いの鉱物、オリハルコンと同一視されるそれは霊体ではなく霊基自体に多大なる影響を与える。
霊体殺し、霊基殺し、神秘によって神秘を穿つ破魔の鉄器。
影打ちを鍛造することで壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)としての運用も可能で、その際にはクレイモア地雷のように神珍鉄の破片をばらまく広域殺傷兵器となる。
幟に記された記号を組み合わせることによって方陣を成し、様々な仙術式目を行使可能。
三昧真火による火行や八卦の火、黄龍を通じた地脈操作や地遁、四神の使役、十干による占術、それに伴う因果律の収斂、五行の相剋と相生、単純な呪気による呪殺、三気による生命創造、使役、金気を用いた神珍鉄の製造、天気と地気の掌握による地殻変動や天候操作などその効果は多岐に渡る。
作中で語られる十絶陣すらそれら術式の一つの形態に過ぎない。
その真名開放の効果は一時的に世界の表皮である織物(テクスチャ)を上書きすること。
森羅万象を司る幟を世界に敷くことで所有者である自身を創世神として成り立たせる。
物理法則、魔術基盤、環境要因の全てを掌握し敵対者を屠る絶対的な世界を作り上げる。
性質上は固有結界に酷似しているが、織物(テクスチャ)を新たに創造するため抑止力からの干渉はその比では無い。
仙術に加え魔力Aを持ってしてもなお魔力消費が甚大であり、いざという時にしか発動出来ない文字通りの切り札。

【解説】
中国の大作小説・封神演義の作者と言われている人物の一人。
封神演義という物語は史実に基づいた作品である。
神仙は実在し、彼らは宝貝(パオペエ)と呼ばれる道術兵器―――現代で言うところの魔術礼装を手足の如く操り、森羅万象を揺るがす戦へと身を投じたと言う。
封神演義は、神仙がいた時代に生きた人物が書き上げた伝記である。
許仲琳、封神演義の作者は姜子牙―――後に太公望と呼ばれる男の一番弟子である少女であった。
渭水で釣りをしていた姜子牙の有する並々ならぬ大器を悟った許仲琳は弟子入りを志願した。
出会った直後はにべもなく追い払われていたが、彼が文王に召し抱えられたその時に許仲琳の運命は大きく変わった。
「矢除け程度にはなるか」
ささいな―――それでいて合理的な気まぐれによって自らに付き纏う許仲琳を弟子とすることにした彼は、周の丞相という立場に着いた。
師匠らしい振る舞いは欠片も見せなかったが、それでも許仲琳は彼の元を離れなかった。
その理由はただ一つ。
彼女が弟子入りしたのは姜子牙から何かを学ぶためではなく、姜子牙が成し遂げる偉業を一番弟子という特等席から眺めたかったから。
もっと言えば、己がこれと見定めた男の大成をこの目で見届けたかったからである。
事実「封神榜」を太公望が完成させた程なくして彼の元を離れ、鐘山に入山して封神演義を書き上げた。
【人物】
結った赤毛と中華服が特徴の小柄な少女。
明るく朗らかで陽性の人物。やや落ち着きがなく、そそっかしい様は外見通りの年齢にしか見えない。
ただしその本質は「才媛」であり、仙代中国を生き抜いてきただけの大器と素養を持つ。
幼少の頃から姜子牙の本質を見抜くほどの眼を持ち、文王よりも早く彼の持つ才覚に気づいていた。
姜子牙には忠実な弟子として仕え、彼を公私共に支える。
太公望の一番弟子であり、その事実を自負にしている人物。
期間こそ短いが「太公望が姜子牙だった頃から知っている」が口癖。
姜子牙を「お師匠様」と呼んで慕っており、彼の行くところどこにでもついて回る。
彼の仏頂面な態度にもめげず、ほんの少しの労いの言葉でどこまでも喜べる。
その際には尻尾をパタパタとさせる様が視覚化できるようなワンコ系女子。
ただし戦闘時にはその成りは影を潜め―――姜子牙の弟子として師匠の顔に泥を塗ることがないように、仙代中国の道士として猛威を振るう。
その際には普段の活発とした態度はそのままに、気迫に溢れた戦士としての顔を見せる。
姜子牙を逆立ちしても届かない中天に浮かぶ星として捉え、その姿を追いかけるために日々研鑽を積んでいる。
彼の本質を知っており、それでも彼を陰日向に支える献身的な女性。
あれこれと世話を焼き、それをスルーされるのも含めて姜子牙との関係を気に入っている。
封神演義を記したのも師の活躍を後世に残すため。
その原動力の根源には「あの日、姜子牙の横顔に見惚れたこと」があり、どこまでも一途な愛情と敬意を抱き続けている。
聖杯に賭ける願いは「お師匠様にリンと呼んでもらう」こと。
万象を支配する彼女にとってはささやかすぎる願いだが、その小さな変化を彼女は望んでいる。

趣味:作詩、昼寝、師匠の世話を焼くこと
特技:家事全般
好きな物:姜子牙、あんまん
苦手な物:一人で過ごす時間
天敵:姜子牙
髪の色:赤 瞳の色:黄色 肌の色:白

一人称:私
二人称:貴方、貴方達
三人称:○○さん、お師匠様
【セリフ例】 
「サーヴァント・ランサー。許仲琳です! よろしくお願いします! あの、お師匠……太公望様っていらっしゃいませんか?」
「主人と従者……はい! わかります! 私にもご主人様みたいな人はいますから……正確にはお師匠様なんですけど」
「マスターは私がお守りしますから! 安心してくださいね! ……お師匠様ほど頼りにはならないかもしれませんが。それはそれで!」
「いやあ、私って結果的に作家として名前が残っただけですから……あの人達と比べられるのは少し恥ずかしいですね」作家サーヴァントに対して
「你好(ニーハオ)! 同じ国の人と出会えるなんて嬉しいです! 良ければ仲良くしてくださいね!」中国系サーヴァントに対して
「お、お師匠様〜!?!?!? うわぁ、最悪、髪も整えてないし顔も洗ってないし……お師匠様、お久しぶりです! お部屋の整頓はどうですか? 良ければ掃除に行かせてくださいね! あと、こっちでもよろしくお願いします!」太公望に対して
「貴方も中国の方なんですね! そうですか、抑止の……気持ちはわかります。私が同じ状況でお師匠様を天秤にかけられたら、きっと貴方と同じ選択をしますから」
「―――謝謝(シェイシェイ)。同国の勇士木蘭。忠言感謝致します……そうですね! 師匠が「帰れ」って言ってきても離れてなんかあげませんとも!」木蘭/ムーランに対して
「宝具!開封準備!行きます!」
「天絶、地烈、風吼、寒氷、金光、化血、烈焔、紅水、紅砂、落魂―――両儀を辿り、八卦を経て、四象となり太極へ至る! 『崑崙至宝・十絶天陣(こんろんしほう・じゅうぜつのじん)』!!!!」

  • 最終更新:2020-03-12 11:58:51

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