臼鬽泪

臼鬽 泪(うすみ るい)
年齢:17歳
性別:女性
身長:158cm 体重:48kg
スリーサイズ:B80/W57/H81(Cカップ)
特技:ガリガリ君早食い
好きな物:雪見だいふく、ストロベリーサンデー
苦手な物:暑苦しい人
国籍:日本
イメージカラー:空色

【解説】
夏空市をの土地一帯を管理する権利を持つセカンドオーナー。
元々は衰退したしがない魔術家であり、没落の道を決していたが、ふと知り合った北欧の女性と結婚し、魔術への道を復活させた。こうした経緯からゲルマン人(主にドイツ人、スウェーデン人)との繋がり経て魔術協会との交流を持つようになり、夏空市の管理者(セカンドオーナー)を任される。

臼鬽家と婚姻を結んだのは古代ゲルマン神話における『氷の女王ヴィルギナル』を信仰していた村の出身であり、その精霊の記録を継承した最後の女性。
伝承記録者と呼ばれる魔術に精通した一族であり、自らの魔術回路に精霊の魔力を浸透させる事によって存在を記憶させるもの。よって肉体は人間であるものの、精霊由来の「氷」の属性と「凍結」の特性を有しており、また驚異的なまでに回路の効率を良く、オドを消費しても大気中のマナを一度の深呼吸で回復させてしまう。
この血を取り入れた事で臼鬽家は魔術家として大成し、衰退の危機を逃れた。しかし今度は逆に、代々当主の才能が枯れることなく寧ろ発展してしまった為に根源への研鑽を怠るようになってしまい、研究者の観点からすると宝の持ち腐れ状態へとなってしまった。

精霊の血が流れている実質初代臼鬽家当主は長命で、普通に一〇〇歳以上生きていたらしいが、代を重ねるにつれて平均寿命は下がっていき、現在では普通より少し長く生きられる程度にまでなっている。
ただし、肉体に関しては未だに若い期間が長く、五〇近くなっても老化しない。
そして、臼鬽家現当主である臼鬽泪は両親が既に故人なので一人で家を切り盛りしていたのだが、後々にヴェルセリオファミリーを後見人としている。

魔術協会に所属しないフリーの魔術師で、基本的に協会の出す方針には縛られない。ただ北欧を経由してでの時計塔との付き合いがあり、互いに口出しはしないが必要になれば協力する間柄でもある。
ヴェルセリオファミリーと連携して裏の事情を取り仕切っており、管理者と取締役の関係だが対等な関係を築いている。
最近は経済管理ができていないと判断されて財布の紐をファミリーに握られており、常時金欠でお小遣いをねだるのが現状。

どこかの世界線では夏空市における「聖杯戦争」の御三家として儀式に携わっている。

【人物】
銀髪蒼眼で日本人離れした容姿をしており、髪を肩口につく程度の長さしかないが、所々にこだわりの飾り気を出す美少女。眼鏡っ娘。
無愛想ではないが普段は無口で、興味がない、関わり合いのない人物とは基本的に会話しない。そのクールさが第三者の目からは気品あふれる佇まいに見えるらしく、当人もそれを理解して振る舞っている。
逆に興味のある人物に対しては溶かした氷のように軟柔に接する。
しかし、知人からすれば生活能力が壊滅的で金にがめつい守銭奴。貰えるものは何でも貰う性分で、明確に「譲渡」されたものは絶対に返さない。私生活での暮らしぶりは目に余る光景らしく、使い魔にほぼ全て任せて自身は自堕落。唯一できる事は身嗜みを整える一点のみ。
心を開いた人物には小悪魔的な面を見せ、軽い悪戯で揶揄ったりなどして反応を楽しんでいる。それでいて勝負事の勝敗にこだわりはないが、いざ負ければ膨れっ面で無言の抗議をする子供っぽい一面もある。
裏の世界、魔術方面の家業においては冷徹以上に振る舞おうとするが、非情になりきれない年相応の甘いが少々目立つ。例としては、なるべく発見者を負傷させないように記憶のみを改竄するなど。
容姿は完全に北欧人のそれだが、中身は生粋の日本人なので和食を好み、洋菓子より和菓子を嗜む。駄菓子は高貴故に口にはしないと取り繕っているも、偶に隠れて買い食いをしている。
学園での成績は優秀だが、留年しないギリギリの出席数で通っているので、教師たちには悩みの種。姉貴分のレオーネに窘められているものの、改める気はないらしい。
魔術師なので相応の出費をしているらしいが、自分のプライドが許さないと称してバイトはしない。金欠になった際は父の骨董品らを売却するか、ヴェルセリオファミリーに小遣いをねだるかの二択。
道端で500円玉を見つけたら、周囲に誰もいないのを確認してから嬉々として飛びつく。何かの間違いで目撃した場合は黙って目を逸らしましょう。
犬か猫、どちらが好きかと問われれば犬派。きのこ、たけのこ、どちらを選ぶとしたら断然きのこ派らしい。

【能力】
伝承血種(フォークロアーズ・レコルダー)と呼ばれる、精霊種に連なる血脈の家系であり、それに沿った力を行使できる混血種。記録の起源である『氷の女王ヴィルギナル』の血統であり力もそれらの氷雪に連なる。
他に類を見ない魔術系統の一つであり、そして正確には魔術と呼んでいいのかも定かではない代物。
旧来より記録した膨大な精霊の情報が魔術刻印として体中に刻まれており、肉体を構成する骨格・臓器・筋肉のいたるところにまで及んでいる。
魔術回路は異質で、吸い込んだ大源(マナ)を小源(オド)に転換させる他に、体内から放出させたオドを外気のマナに接触させると凍結させてしまう特性を有している。これは臼鬽家初代当主からなる代々当主が刻印と共に継承してきた臼鬽家特有の性質。
また、泪の血は『伝承保菌者(ゴッズホルダー)』に近しい機能を有し、一滴垂らすだけで一種の冷気が篭った魔力結晶と化す。これを自然物に向かって砕けば、忽ち自立起動型の氷の使い魔となる。
当人の身体能力は余り高くないので、戦闘は魔術による遠距離攻撃と、使い魔による物理攻撃を行う。肉体の損傷らも刻印による自動魔術で治療される。
精霊特有の魅了の魔眼も保持しており、使用頻度は少ないが、かかれば泪の支配下に置かれる。ただし、ビンタを喰らわせれば解ける程度の効果。
魔眼自体はそこまでして使いたくはないので、普段は眼鏡をかけて制御している。

・氷像(クリオネ)
氷で模った使い魔であり、自立型人形(ゴーレム)。氷故に滑らかな動きができないが、攻撃の一つ一つに魔力を凍結させる呪いが付与されている。更に自爆機能も搭載されており、術者が命を下すか、強い攻撃を受ける事で発動し、周囲を一瞬で氷漬けにする大爆発を引き起こす。

・雪氷圏(シガ)
領域魔術。術者から半径5メートルに展開される凍結領域。この圏域に入れば体内の魔力が徐々に凍結し、魔術の発動を困難にし、体の自由を奪っていく。また、外の空気温度も絶対零度になるので物理的にも凍りつく。
しかし、予め凍結防止の防御結界を展開しておけば無効化可能。

・天牢雪獄(ムツノハナ)
設置魔術。鏡のように周りを反射する氷で迷路のような牢獄を作り出す。迷い込んだ相手は徐々に身体が冷えていき最終的には迷路を彩るオブジェクトになる。
この牢獄は自身にも展開可能であり、冷気に耐性のある泪にとっては効果がなく、氷の壁は彼女を守る障壁となる。

・大紅蓮地獄(ヒガンバナ)
一点集中魔術。対象を一人に絞り、使用できる冷気全てを用いて極限まで相手を凍結し、体温を下げる。熱を奪われた対象はやがて、あまりの冷気に肉体が紅く染まり、雪原に咲く一輪のヒガンバナの如く流血する。

【セリフ】
「こんばんは。そして、さようなら」

「私、ハーゲンダッツは買わない主義なの」

「眼鏡は知性の証? ふ、これは単なる属性獲得の為のフェイクよ! どう、可愛いでしょ?」

「ツンデレ? 私はそんな陳腐な言葉で測れる安い女じゃないわ」

「わーい、500円玉ー!」

「きのこの山の方がいいに決まってるわ。何故なら、きのこの方がリッチ感があるでしょう? トリュフとか、松茸とか」

「震えよ、凍えよ、悴けよ。私の御前に立ちはだかったからには、身が裂ける程の極寒を味あわせてあげる。私こそ、臼鬽家現当主────臼鬽泪。この地を管理する管理者(セカンドオーナー)として、タダで帰すとは思わない事ね」

  • 最終更新:2021-06-22 23:08:02

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