空野尽参戦

昔から自分が嫌いだった。
自分のようなものを産むために母は死んだ。そんな自分を父は疎んだ。
ああ…自分は何で産まれてしまったんだろう。


少女「君には聖杯戦争に参加してもらう。拒否権はないからそのつもりで」

尽「あ、はい…」

聖杯戦争については父から聞かされていた。そもそもこの町に来た理由が父に聖杯戦争に参加するように言われたからだ。
何で僕なんかを、と思ったけど父の考えに僕なんかが及ぶ訳が無い。父が参加しろと言うなら参加して出来る限り頑張るだけだ。

少女「なんか拍子抜け。そりゃ雪成くんには話通してたけどさ」

尽「え…」

雪成は父の名前だ。それを、くん付け?目の前の少女は一体…………小さい子供に見えるけど凄い子ってことか。きっと僕なんか足元にも及ばない天才なんだろう。

少女「ところで君は聖杯への願いとかはないの?」

尽「僕に願いはありません。こうして生かせてもらってるだけで十分すぎる幸せですから。ただ父に参加しろと言われたから参加する。それだけです」

少女「つまんないの。じゃ、ルールとかこれに書いてるから。ちゃんと読んで、無くさないでね」

そう言って少女はどこかへ行ってしまった。
僕の返答はどうやら彼女の気に入るものではなかったらしい。
それでも僕に願いなんて…

尽「死んだ母が生き返れば、みんな喜ぶだろうか…」

  • 最終更新:2018-10-08 09:52:46

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