獅堂蒼

「さぁて、皆!神秘の隠匿をこなす為の仕事も、もうひと踏ん張りだ!終わったら個人的に夕食を奢るから、もう少し頑張ってくれ!君らの努力、期待してるぜ!」
「うるっせぇなぁ…。僕がテメェに何か教える訳ねぇだろうが。自分でやってくれます?」
「あぁ~めんどくせぇめんどくせぇ、…面倒くさい…。面倒だから、とっととさっさとパパっと済ませねぇと…。なんで僕がこんなことしなきゃいけねぇのかなぁ…。ったく、貧乏くじだ」
「あ”あ”~~惰眠、さいっこぉぉ~~~……。コレで二度寝も出来るってんだから、マジで今日は最高の一日だわ……。今だけでいいから、、、面倒事が来ないといいんだが……」

名前:獅堂蒼(しどう あおい)
性別:男性
年齢:23歳
身長/体重:168㎝/70㎏
属性:秩序・中立
特技:効率的な作業、整理整頓、力仕事全般
好きな物:退屈、静寂、惰眠、鍛錬、女装などのコスプレ
嫌いな物:面倒事、敗色濃厚、脳筋、不当な暴力行為
天敵:多忙、ストレスを発散できない環境
起源:矛盾
所属:聖堂教会(伏神市)
魔術:なし(洗礼詠唱程度ならば行使が可能)
魔術属性:火・空
魔術回路 質:B/量:B 編成:正常

【概要】
・かつてヒトならざるものと交わって血と力を得た人間の末裔である、少々荒んだ空気感を漂わせる青年。基本仏頂面よりで、幼馴染である死霊魔術使い、朽崎遥とは真逆のほとんど表情に変化がない無愛想系なキャラ。
だがそういった中でも友人や仕事の同僚など、ある程度見知った知人に対しては多少態度が軟化し、それなりに朗らかなコミュニケーションを行う。プライドは高めというかしっかりキッチリ社会人組織人してる!と考えているので、下に見るような言動はやめようね、お互いに良くないから。
・ぶっきらぼうでつっけんどんな口調な上に、上記の通りに荒っぽさも感じさせる為、けんかっ早く雑なタイプであると思われがちだが、その実は迅速で正確な対応を旨とするなによりも丁寧で効率的な活動を尊重する成果主義的な人間。が、その根本には自己成長や達成感などは正直どうでもいい、異常なレベルの面倒くさがり屋である、という事実が存在する。兎にも角にも面倒事が嫌いで、余暇にはひたすら鍛錬に打ち込み無我の境地に達しようとするか、ひたすら惰眠をむさぼり、食事すら厭うなどのその”動きたくなさ”への執着は筋金入りを通り越してある種異常な域にある。
・勿論それを見て「怠け者」だなんだと評価されるのは全くの論外であるという認識で、彼自身は己のことを非常に有能な働き者である、と思っており、指摘されると間違った意見だと言って怒ってしまう。
では面倒事が起こったら何もせずやり過ごそうとするのか、と言えばそんな事は全く無く、むしろ自分に関する面倒事が発覚し、知覚した時点で一気に活動的になり、脳みそと肉体をフル回転して、その日のうちに仕事や面倒は可能な限り確実に解決するように必死に働くという初見では若干理解しがたい程度に矛盾を抱かせるような言動である。が、これには彼なりの理屈があり、曰く「さっさと解決しないと後から『あの時はこうすれば、もっと早くやっておけば』と初動が遅れたと感じた時点で後悔の種となり、非常に面倒なメンタル案件になるから」という事らしい。
・ではどうやっても解決し難い問題が仕事をはじめとした面倒事の中で起こればどう対応するのかと言えば、まずは冷静になって事にあたろうとしている、らしい。ヒューマンエラーが起こればミスった人間と向き合い、まずは話し合いを行い、それを基に失敗の挽回を頼み、そうでない問題は手段を持つ人間を探して解決を任せる。仮に手ひどい失敗をしでかした人間に対しても、以前にそれ以上の功績があれば必要以上に叱責はしないし、そうでなくても今後にしっかりと汚名返上できるような活躍をすれば気前よく許すなど、寛大で優しい方である。勿論パワハラやセクハラ、暴言などの仕事の能率を下げるような行為は絶対に許さず、破ったヤツには苛烈な対処をする場合も……。
・総じて合理的で過干渉はせず、器量もある、とまぁ仕事仲間になれたらそれなりにストレスのない職場で仕事出来るんじゃないか、と判断できるのではないだろうか。ただまぁプライベートで関わるとなればその滅茶苦茶なレベルで面倒くさがり、というギャップに間違いなく驚く事になるだろうが……。






以上の平穏を尊ぶ有能な仕事人、という人物像は間違ってはない。間違ってはないのだが………。























「な”ン”か”い”っ”た”か”ぁ”あ”ァ”ン”!?」
「ちょっと、確認、してぇんだが。もしかしてアンタはアレか?俺を挑発してるつもりなのかな?ねぇ…?俺は無駄が無く!効ぉ率的で!誰もが残業なんかせず、定時を過ぎずに帰宅できる……。そういった仕事の進行を至上としているだけなんだ。それを『怠惰』だとか、『やる気が足りない』などと言われるのは聞き捨てならねぇ、なぁ。さて、それで、俺の!スタンスが、どうだって…?まずはジックリと話し合おうじゃねぇか……、俺は理があると思ったら肯定するタイプだし、アンタにも言い分はあるだろうし……なぁ!」
「わぁった、つまりこりゃあ戦争だな迷惑だなつまりは挑発の宣戦布告ってぇ訳だ!いいぜ分かった問題ねぇ、パーフェクトで完全に請求してやる要するに売られた喧嘩だ利子1000割で突っ返してお望み通りにぶっ殺シテやるからそこで待ってろやコ””ラ””ァ”””!!」
「邪魔すんなこの独活の大木なでく野郎どもがぁ!ボケカス共に構ってる暇はねぇんだよ……。今!!俺はキレてんだよ!!!だから迅速にストレッサーをぶっ潰してオレの平穏を保つ必要性があるんだよ!!だから退けってんだ馬鹿屑カ”ァ”あ”あ”あ”!!ああ分かった、どかなくていい。砕いて潰して勝手に通るからよぉ!!」











【人物】
・実の所、獅堂蒼という人間はとにかくキレやすいのである。プライドが高いからという訳でもなく、当人も自分の感情を制御できないほどに。なんとかキレないようにいたいものの、それを押さえ込むことは難しく、怒りのままに暴れた後、そんな自分にまたストレスを感じる。
・上記のような効率至上主義的な面倒くさがり屋であるのも、出来る限り速攻でやるべき事を終わらせ、出来るだけキレる要因の無い”何もしなくてもいい生活”の中にいる事が自身にとっての最上と定義している為である。ただ唐突かつ当人にも予測不能な感覚で癇に障ったり不愉快になれば瞬時にブチ切れ、被害妄想的な理屈で暴力的な気性が解放され、圧倒的な暴威を撒き散らす。なんでこんなキレやすいかと言うと、それは彼が鬼種との混血だからである。平常ならばそうとは感じさせない程度には冷静で知的だが、ダメージを受けるとひょんなことで理性が吹き飛び、暴走してしまう。この場合のダメージとは肉体的、精神的問わずであり、侮辱、ちょっとした暴力行為、困難な仕事など、正直言えば森羅万象が彼の怒りゲージを上昇させる契機となりかねない。髪色が変わるとか、角が伸びるとか、そういった怒りゲージの上昇率なんかを示すサインすらないので判断も困難。
・なお、ブチ切れた時には単純な暴力だけの脳筋バーサーカーになるのかというとそう簡単ではなく、ある程度頭も回る状態なのも更に始末が悪い。すごく噛み砕いて言えば、混血でいう大我を数値にすると145で小我は3000(他の混血が大我100、小我100とした場合)とかそんな感じ。理性と自己を律する心で無理矢理押さえつけているので、その反動も物凄いのかもしれない。そんな事情もあり、教会での説教よりは併設されている武道場での鍛錬の方が性に合うのだろうなと考えているようだ。

【特殊体質】
・蒼の暴れっぷりを難儀なモノにしている要因がある。それは彼の「感情は勿論、生まれつき筋肉のリミッターも壊れている」という特異体質で、それ故に凄まじ過ぎる身体能力と頑丈さ、そして異常にしぶとい生命力や回復能力を獲得しており、それこそまさに人外の域である。更には全身が(特に右腕の尺骨など)は「地上に在りて最も堅牢強固」とされる鬼の骨になるなどの先祖返りも起こしており、口さがなく言ってしまえば完全にバケモノ。出血は瞬時に治まり、骨折は種類を問わず数秒で完治、人生において病気を患った事は皆無な上に、人間ホームランに道路標識やポストを地面から引っこ抜くのは朝飯前という有様。本気だせば一人で軍隊と戦えるのでは?もっとも、本人が平穏と退屈を重んじる性格故に、普段は呪符をバンテージや包帯のように巻いてその隔絶した膂力は封印されている。
・具体的な膂力のお話。
アクセル全開で向かってくる車への対処法と結果 止める場合 ぶん殴った場合
自家用車 小指で止める 木端微塵
軽~小型トラ 中指ぐらいは使う 廃車確定
中型トラック 流石に指2本 原型は保つが遠くまでギャグみたいに大きく吹き飛ぶ
大型トラック 片手の掌で受け止める 運動エネルギーがなくなり、大きく後退

【朽崎遥との関係】
・獅堂教会は古くから死霊魔術師である朽崎の家とは仲良しこよしの間柄で、獅堂蒼は勿論朽崎遥とも幼馴染。出来るだけ動きにくいように、そして「キレやすい混血の自分からの逃避」として続けている女装への理解もあり、大事な友人だと思っている。両者共に相手をリスペクトし、そして心配し合い、『ハル』、『アオ』と呼び合える特別な存在。
・朽崎遥にとって獅堂蒼は「鬼種という人外の血を引いているのに自分を律し、破壊衝動と抑え付け、平穏に過ごそうとしている蒼は自分のような周囲にあるモノを全て傷つける破壊衝動の怪物には勿体無いぐらいマトモな友人」であり、獅堂蒼にとっての朽崎遥は「自分のような暴威の鬼である人外の事も怖れずに認めてくれる存在であり、アイツは自分が全く出来ない『破壊』との折り合いが出来ている。自分はひとたびキレれば周囲を無差別に破壊しまくるが、朽崎遥はどんな時でも『傷つけない』と決めた相手には一切危害を加えず最後の一線は絶対に守る強い精神力がある」とお互い非常に高評価である。
・朽崎遥は獅堂蒼を仮に自分がくたばっても誉の事は100%任せられると断言する程の信頼と信用を寄せており、獅堂蒼は朽崎遥に「アイツが居なければ今の自分はない」と言い切るぐらいのデカい感謝と友情を向けている。
・なぜかと言えば、蒼は過去、すごく思い詰めていた際、ちょっとの刺激で激怒し、朽崎遥の頬肉を殴り剥ぎ、頭蓋骨を骨折、更にあばら骨を折って肺を傷つけるなど、洒落にならない大怪我を負わせた過去があり、それへの後悔で自死を決意したが、遥はそれらの負傷を”かすり傷”、「親友ならちょっとじゃれ合って怪我するぐらい普通の事」と意にも介さなかったからである。(因みにこの時、朽崎遥は親を例の事故で亡くし)、魔術刻印が無ければ常人のように死んでいた)

【備考】
・キレやすさや荒んだ雰囲気、仏頂面という不良っぽいキャラをしているので意外に思われるかもしれないが、獅堂蒼はどちらかと言えば所謂童顔、女顔タイプで、可愛らしいと形容される事が多い顔の造形をしており、超パワー系という属性なのに細身な身体つきをしているので、趣味の女装は”女装が似合うイケメン神父”として一種の名物な人気者になる程度には似合っている。最近の服装マイブームは古風な長袖ロンスカのメイド服。
・本来は右利きだが、前述の通り腕力が常軌を逸しており、日常生活に支障をきたす為、左利きっぽく矯正して左手を無理矢理メインにつかっている。その所為か主食はパン派で、片手で食べられるモノを好む。ざる系のうどんや蕎麦、素麺なんかも手軽に食べられるので(そして準備や後片付けが楽よりなので)、よく食べるようだ。

  • 最終更新:2024-01-25 17:19:34

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード