清原致信

【クラス】アーチャー
【真名】清原致信
【出展】『御堂関白記』・『古事談』他
【性別】男性
【身長・体重】170cm 62kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具D+
【クラス別スキル】
対魔力:C 単独行動:A
【ユニークスキル】
無辜の怪物:EX(A相当)
 本来はアーチャーの妹にあたる人物に付加されるスキルではあるが、彼女が座に存在しない為にアーチャー自身がこのスキルを装備している。
 後の世に語られる宮中を去った清少納言の落剥伝承の数々。
 中には彼女がその高慢さから尼天狗になったというモノまで存在する。
 妹に向けられた数多の禍根、アーチャーはそれを一身に受け止めた。
『妹に向けられる火の粉を払うのは兄貴の務めじゃね?』

天狗の外法:B
 『無辜の怪物』スキルより派生したスキル。
 剣術、弓術、槍術などの近接戦闘力に加えて暗殺や呪詛等にもボーナスがかかる。

報いの一矢:A
 アサシンの霊格を砕いたモノへ送られる呪い。対象の幸運値を減少させ、不幸を呼び込む。

【武器】
『無銘・太刀』
【宝具】
『落剥伝承・天狗礫(ストレンジアクセル・フルバースト)』
ランク:D+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜60 最大捕捉:100人
 天狗としての能力を完全解放した能力。
 魔性から再臨を経て魔縁に至り、一部の天狗伝承に存在する災害『天狗礫』を再現する。
 凄まじい強風とそれに伴い落下する無数の石塊は当たった対象に呪詛を刻み込み、同時に他の呪いや病に対する耐性を著しく低下させる。

【解説】
藤原保昌に郎党として使えた平安時代の官人。
梨壺の五人・清原元輔の息子にして『枕草子』を書き綴った清少納言の兄にあたる。

藤原保昌の甥であり政敵でもあった源頼親。その郎党・当麻為頼の殺.害に致信が関与していたとされた為に、その報復として保昌の配下である複数の騎兵と歩兵によって殺,害された。
『古事談』では致信殺害の実行犯は頼親の実兄であった頼光の部下(頼光四天王)とも語られている。
事の真相はともかく、この事件の罪を問われ頼親は官職を解かれることとなる。

とにかくノリの軽い人物。
平安時代の人物だが、座の知識を得て一瞬で当世に染まり、金髪に浅黒い肌、タンクトップにダメージジーンズと言った感じの所謂チャラ男仕様になっている。
自身が父や妹に知名度や業績で劣ることは自覚しているが、別段コンプレックスには感じていない。
特に妹に対しては思い入れが強いようで時折「なーこ」という愛称を口ずさんでいる。

ある程度の基礎能力はあるが、英霊に足る域には満たないため、無辜の怪物スキルによる強化で戦闘能力を補っている。
魔性の力を振るうことに抵抗はあるものの、必要とあらばソレを行使することに躊躇はない。
軽いようで背負い込みがちな一面もあり妹の伝承の一部には自身の存在の影響もあると考え、意識して露悪的に振る舞うこともしばしば。
根本的には「オレんとこに長居してもいいことねぇよ?」って感じでそれとなく距離を取っている。

【セリフサンプル】
召喚「ちぃーす、清原元輔の息子 清原致信でーす。親父やなーこよか全然ドマイナーなんすけど、まぁ、やるだけやるつもりなんでそこんとこ、よろしくぅー!」
好きなもの「え〜、オレの好きなモノっすかぁ〜。まぁ、派手なのはイイッすよね〜!酒も喧嘩も嫌いじゃないっすよ、うぇーい!」
嫌いなもの「あー、真面目にやってるやつを馬鹿にするやつっすかね?あと大勢で寄って集って襲ってくんのはマジでナイワーってな感じ」
聖杯について「え?願いっすか?特にもうねぇっすわ。昔は、あったかも知んねぇすけど」
絆レベル「マスターも物好きっすね〜、オレなんかに構ってもいいことねぇべ?何、そういうのは慣れてるから気にするな……?反応に困るな〜チクショー!」
宝具発動「風評を以て伝承と成し、魔性は転じて魔縁に至る──擂り潰せ、『落剥伝承・天狗礫(ストレンジアクセル・フルバースト)』!」
戦闘不能「あぁ……なーこ、悪ぃな……ホント」


また清少納言は宮中を去った後に兄の元に身を寄せたともされ、清少納言の落剥伝承──俗に言う清女伝説では彼女が致信と間違われ襲撃されたなどの話が残されている。

「好き勝手に生きた悪党のオレはともかく、なーこが穢されんのは筋違いっしょ」

清原致信は後の世の清女伝説を聞き、酷く胸を痛めた。
清少納言としての全てを投げ打った妹(なーこ)の終わりは何人たりとも傷つけてはならない。
その思いから清原致信は座に召し抱えられた。あくまで英霊としての己を世界に残さず主に捧げた妹の代替品(オルタナティブ)として。
「なーこが全部置いてくんなら、オレは無駄なもんを全部背負ってやんよ」
そうして清少納言に向けられた不名誉な伝承の数々を致信は抱え込んだ。
その身を魔性に堕そうとも──かつて見た輝かんばかりの妹の笑顔を胸に秘めて。

  • 最終更新:2020-03-10 20:50:23

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