比良坂学

【名前】比良坂 学(ひらさか まなび)
【性別】女性
【年齢】17歳
【身長・体重】157cm・52kg 
【方針・属性】中立・悪
【回路・質】C+++
【回路・量】C
【魔術系統】瘴気魔術、支配、治癒魔術
【魔術属性】地、水、風
【起源】不明
【代数】8代目にあたる
【魔術礼装】
『魔剣トーテンタンツ』
短剣の形をした魔術儀礼用の杖、学が「先生」から贈られたアゾット剣。果物ナイフ程度の殺傷力はあるが、瘴気魔術の増幅や強化の為に用いる礼装。
しかしそれだけが使用法では無く、恐るべき真価は柄にはめ込まれた宝石に封じられている、「数世紀にもわたり培養し続けた瘴気」。
封印を解けば、即座に周囲の大気や土地、水質などを宝石内部の瘴気で汚染し、後述するような威力を発揮する。

【魔術回路を起動する際のイメージ】「水面に一滴の血を垂らす」
スリーサイズ:B92(G)・W58・H84
イメージカラー:梅鼠色 特技:小動物の飼育
好きな物:「先生」、チョコレート系の菓子 苦手な物:学校、両親
天敵:最新の医療・医学
髪の色:赤みの強い黒 瞳の色:灰色 肌の色:黄

一見どこにでもいるような女子高生。
家にまっすぐ帰らず夜遅くまで遊びがちな不良少女。勉学にかける熱意は皆無だが、好きな物事には凄まじい探求心と決断力を発揮する。

一般人の生まれながら魔力回路を所持し、それ故に常人では把握できないモノを感じ取ることができても、周囲の人たちに理解されず孤立感を抱いていた。
そのようなある時、幼かった彼女はある人物と運命の出会いを果たす。
学が今でも「先生」と呼び慕うその人物は、欧州から日本へ一時的に滞在していた魔術師であり、
彼女の魔術師としての才を見抜き正統な後継者として育て上げ、学の将来を案じながらこの世を去った。

魔術回路の質や量は平均的だが「瘴気魔術」に対する適性がずば抜けて高く、廃れつつあるこの秘術の実用が可能なほど。
先生亡き後は自分なりに修練を積んでおり、また高校卒業後は「先生」の推薦で時計塔の呪詛科へ入る予定。
夏休みなどの長期休暇を利用し、ロンドンへ顔を出すこともある。

家族たちは彼女の異質さ・魔術師としての在り方に気がついておらず、
思春期が終われば家に戻ってくるかしらと、心配しつつもある意味で気楽に構えている。
「先生」の存在は知っており、幼い頃引っ込み思案だった学が毎日のように遊んでくれた恩人と捉えている。

人付き合いについて:
気だるい口調や態度からあまり想像できないが、好奇心旺盛でノリが良くフットワークも軽い。
幼い頃の経験による、自身の価値観や見知っている知識を誰とも共有できないだろうというある種の諦観から、
深い付き合いは無いが先輩後輩・男女問わず、またクラスの人気者からオタクまで、その交友関係はなかなか広かったりする。
が、魔術師や時計塔という存在を知ってからはその寂しさが薄まった様子。
必要に迫られれば、後悔があるかもと思いつつも躊躇なく、身内すら犠牲にできる人でなしの少女でもあり、
そんな彼女が魔術師の道を歩もうとするのは運命だったのかもしれない。
ただし、これらはあくまで魔術師としての冷徹さ・魔道に対する真摯さであり、研鑽以外の理由で生命を弄んだり、外道行為に酔いしれるような真似はあり得ない。

先生について:
故人。呪詛科で二級講師として勤めていた魔術師であり、学が尊敬している数少ない人物。
代々伝わる瘴気魔術を受け継いではいるものの、時計塔の一部からは「二流の魔術」と見下され相手にされず、
更にこの魔術に関する神秘性が薄まってしまったことにより、自身も上手く運用することができずにいた(この問題は数代前から起きていた)。

そんなどん詰まりの状況に身も心も追い詰められ、気晴らしの為に見知らぬ地・日本を休暇で訪れた。
しかしそこで、偶然出会った学に将来性を見出し、愛情と悲願と秘術の全てを注ぎ込み、
最期は「君が一族と私にとっての最後の希望だ」という感謝の言葉を残し、精根を使い果たしたように数か月前息を引き取った。
この言葉は今も彼女が魔術師であることを目指す指針(のろい)となっている。

【使用魔術】
『瘴気魔術(マイアズマ・マギア)』
ある種の病気は「悪しき空気」「悪しき水」「悪しき土地」から発生し、更にその病気にかかった人間からも瘴気を発し、周囲の人間を感染させる
という古代の考えから生み出された魔術。
ある種の病気というのはインフルエンザやコレラ、ペストなどといった感染症が主。

周囲の環境を穢す呪詛を振りまくことで、効果の及ぶ範囲内にいる生物の肉体・精神機能にダメージや負荷を与え続け、
その威力は常人や対魔力の低い魔術師ならば死亡するほど。

更に、数世紀にもわたり培養し続けた瘴気は、熟練した一流の魔術師ですら長時間範囲内に留まってしまうと、
刻印による自動防御や対毒スキル、耐久力自体を徐々に削られ弱体化は免れないほど強い毒性を発揮し、
加えて、周りの魔力(マナ)自体が汚染されているため、自らが生成する魔力(オド)のみで対応せざるを得ない事態に陥る。

RPG風に例えるならば、
「毎ターン防御力・弱体耐性をダウン&毒、スタン、混乱、麻痺状態のいずれかを付与」
といったところ。

医学・医療の発展に伴いその神秘性が薄れ、よほどの担い手ではない限り上手く運用が出来なくなったから真っ当な魔術師たちからは軽視されている。

『使い魔作成(支配魔術の一種)』
鼠や蝙蝠、蚊、蛭などかつて感染症や医療に関わった生き物が主。
使い魔としての性能自体は凡庸だが、最大の売りは瘴気を仕込んでいる使い魔をその場で消費することにより、
一工程(シングルアクション)まで瘴気魔術の起動時間を短縮すること。
また、相手に直接けしかけ、或いは爆発させることで、物理的な攻撃と共に瘴気を傷口から送り込み、瞬く間に壊死させることも可能。

『治癒魔術』
適性が高く実用できるとは言っても自身に悪影響が全く出ないワケではない為、万が一に備えて習得している。
瘴気魔術に対して極めて高い効果を発揮するが、それ以外に対する治癒効果は平均的なもの。

「とりあえず、ファミレスでも入って駄弁っとく?」
「あぁ、そのチュー太郎は私のペット、意外だった?こういう動物好きなんだ。」
「なにそれ、もしかしてナンパ?ウケる。 ふふ──────いいよ、遊ぼっか。」
「警戒してるとこ悪いけどさー、魔術なら『もうとっくに撒き終わった』から。」
「だって、嫌じゃん。大好きな人が頑張ってきたことを誰かに笑われて、そのまま忘れ去られてしまうなんて。」
「…………見ていて、先生。私、頑張るよ。」

『Contagion(大地は腐り)───Pollution(大気は歪み)───Infection(水は穢れる)』

  • 最終更新:2020-11-26 23:18:24

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