姜子牙

太公望451.jpg
【名前】姜子牙
【真名】太公望
【性別】男
【方針・属性】中立・中庸
【魔術回路/質・量】B+・B
【魔術回路/編成】異質(彼の魔術回路は現代の人間にはありえない)
神代回帰/編成:紀元前11世紀までの系統樹
【魔術系統】道術、仙術、風水魔術(奇門遁甲)、地形魔術
【魔術属性】空
【起源】理合
【代数】初代
【決戦の日】盤古開天

【火眼金睛】
魔性の宿す原初の生命力、魔力に作用する魔眼の一種。
魔力に頼る存在に対する天敵。その眼で見られた者は本質を捉えられ、瞬きもできず動きを止められるという。
【自在天眼】
六韜三略に記されているという、強制的な位置移動。
思想鍵紋を励起させた、仙術の一種で、目眩ましの術式と、高速移動の術式の合わせ技。
戦場移動に特化した多人数移動、かつて一軍丸々を転移させたという遁術によるもの。


【解説/行動方針/台詞例】
「今まで君に黙っていたことがある。
 実は――私は3000歳なんだ」
姜尚。姓は姜、氏は呂、名前は尚、字は子牙、号は飛熊。名を直接呼ぶことは失礼にあたるので、字である子牙、姜子牙という。
各国で激化する戦乱やテロリズムを格好の隠れ蓑に秘めやかに行われていた聖杯戦争。各地の聖杯戦争の勝利者たちが、また異なる戦地へ、さらなる高みを目指して転戦を繰り返す。他の勝利者の獲得した聖杯とその魔力を奪い合う泥沼の戦い。そこに現れた謎の男。二度の聖杯戦争で勝利者となった自称・魔術師。二度目の聖杯戦争では令呪になる前の予兆、聖痕を買い取り、マスター代行として参戦したという。
当世では社守一族、シュライングループの後援の下、聖杯戦争という邪法を封印するという目的で動く。後援という形式だが、魔術以外は何でも出来る器用さを買われて、神秘の隠匿という第一原則に従い、魔術行使が自粛される日中は、シュライングループからの依頼を手伝っている光景が見れるだろう。

その正体はかつて殷周革命において、太公望と呼ばれた世界最古の軍師。
かつて斉の国にて死没した際には死体が無くなっていたという逸話があるが、それもそのはず、彼は仙人となって人界から姿を消した。今やその身は、生きながらにして神秘そのものの体現。その身はおろか、こぼれた吐息ひとつ、涙の一粒まで例外なく強大な神秘を纏う。
仙人となり生と死が曖昧となった今、その気になれば英霊として召喚可能であることは、おかしくないと考えている。

【外見】
不要な手間と定め、無造作に視界を確保できる程度に整えた髪。睨めつける火眼金睛(炎を連想させる、金色の虹彩を備えた赤い眼球)の眼光。血の通わない冷徹そのままが形になったかのような鉄面皮で、美貌の青年。
私服は自身の体型よりも丈が大きめの黒色のパーカーと、白色の細身のズボン(スキニーパンツ)といった出で立ちだが、かつての道服もよく好む。

【人物像】
知的であるよりも勇敢さが前に出る、前線型軍師。
強固な意志、強靭な魂。文字通り、鋼鉄が如き――男。
「後は全て卑職(わたし)がやります」
やれば解決できる。そして自分はその手段を実行できる。だから――やる。普通なら99%失敗するようなことも彼なら成功する、という手段を取り続けるので周囲は気が気ではない。無自覚にアクセルを踏んでいく男。
「徳は身を飾るものではない。人の死を免れ、難を解き、患を救うためのものだ」
計画的に下準備を余念無く重ね、衝動的行為を愚かと断じる合理性を重んじる感性の持ち主であるが故に、使命を遂行する事のみを己の存在理由とする機械的な人物。人の色恋すら軍略の歯車に変える。一方で、軍を動かすのに数値上では測れない士気や、漠然とした忌避感を解消し精神論を味方につける占いの類なども採用する。これは効率的な運用には必要な要素であると理解しているからである。一切の妥協・慢心を許さず、普通なら問題ないと片付ける取りこぼしや不確定要素に対しても決して手を緩める事はない。徹底的かつ細心の注意を払う念入り様。そして統率された部下を一枚岩の組織のごとく運用させ、敵対勢力の一挙一動に対して有効な戦術をその都度組み立て苦しめるという、指揮能力を遺憾なく発揮することができる。
「それはお前が叶える夢だ」「自分でやってみせろ」
また、“任務を遂行する”という事に思考を置き過ぎているため、無関係の存在や管轄外の事柄に関しては殆ど関心を持たない欠点も存在する。それ故、与えられた指示を的確にこなす分、管轄外で発生したハプニングはわずかなすれ違いであっても一切責任を負う事はない。余分なものは余分なもの。必要以上の責任を負うのは領分を超えている。
「零れた水が器に戻ることはない。失われた命は回帰しない」「何が愉しい、何が面白い。命を何だと思っている」
かつて、この地上から仙道を一掃する封神計画の実行者であった彼は、必要最低限の犠牲しか許容しない。紂王を誘惑して暴虐非道の限りを尽くす妲己、その跳梁の背後にある女媧の介入を悟った時、自分がこの世に生まれた訳を理解した。より正確には己の使命・存在意義を定義したのだ。この世はありとあらゆるものが美しい。ただ、その美しさを穢す一点の汚れ“実在する神”である超抜種、領分を超えて跋扈する神仙が、この美しい世界に存在しているために、容易く踏みつけるにされるものがあるならば、と。
彼の根底は正義の男なのである。
「さあ、どうだろうな?」「道術というのはな、頭をバカにするための術なんだよ」
時として邪魔な味方を排除するために敵を利用する、合理性の極みのような人物ではあるが、その自身の本性について認知されてしまうと人心が離れることを知っているため、隠蔽するように振る舞う。そのため、パフォーマンスとは信じられないほど、私生活は破綻している。世話人がいなければ書類に埋もれた書斎で寝泊まりするような(「内容も場所も全て把握しているから問題ない。証書として価値があるから、棄てられないだけだ」)ゴミ屋敷同然に早変わりする。

太公望_裸_.jpg
【製作者】ここのえ

  • 最終更新:2021-01-09 17:18:40

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