六蘭 耿実

【氏名】六蘭 耿実(むつらん こうみ)
【性別】男性
【年齢】20代
【出身】日本、T都
【身長・体重】180cm・68kg
【肌色】黄色人種【髪色】藤煤竹【瞳色】橙色(瞳孔が開いている)
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】和服に身を包んだどこか不気味な雰囲気の青年。
【令呪の位置】うなじ。三つ目の紋様。

【属性】混沌・中庸
【魔術系統】復元魔術
【魔術属性】水
【魔術特性】なし
【魔術回路】質:B- 量:B+ 編成:正常
【起源】追憶

【所属】フリー
【階位・称号・二つ名】
「マッドクリエイター」

【契約サーヴァント】

【魔術・特殊技能・特性など】
『復元魔術』
壊れ物に魔力を込めることで、それを復元する。復元のクオリティは本人の魔術回路の質や量による。
六蘭家に代々伝わる由緒正しき魔法…だが、耿実はこの魔法にはとんと関心がない。

『起源:追憶』
六蘭家の代々の当主が所有する起源。
物体に触れた際、その物体の過去を視る。触れる時間が長ければ長いほど多くの過去を視ることができ、復元魔法との相性は良好。

【礼装・装備など】
『鉄扇』
魔力を施し、耿実が改良を重ね、大きさ質量ともに普通の扇子と大差ないはずなのに驚くべき破壊力と耐久力を誇るものとなった鉄扇。
舞扇並みに大きく、紫苑の図柄が描かれている。

『工具セット』
同じく魔力を施された工具セット。
魔力の付与により、より的確且つ迅速な道具の作成が出来る。魔道具の修理制作にも対応可能。

『古天明平蜘蛛』(残存数:2発)
戦国の世にて、壮絶な最期を果たしたとされる戦国武将が持っていた名器。
これはオリジナルではなく、あくまで名を冠した茶釜型爆弾。単純に火力が高い。最初作った時は何故かタイマー式になってしまった。これは完成品のため安心。
作成難易度:高(最速でも半年はかかる)

『桑原』(残存数:22本)
落雷よけとして知られるまじないを宿した針。
魔術的な攻撃を吸収し、耿実の身代わりとなる。未だに改良の余地があり、一つ一つの耐久力は低い。使い捨て方式なため、至るところに隠し持っている。
作成難易度:低(一日かければ4本は作れる)

『変若水』(残存数:4個)
飲めば若返るとされた霊薬。もはや工作とかの概念を越えてきてる。
当然オリジナルではなく、飲むと体力、魔力を回復させる。まだまだ試作品で、回復量にブレが大きい。
作成難易度:やや高(一ヶ月ほどかかる)

『三十六歌仙絵巻』(残存数:一組)
三十六人の歌人の肖像が描かれていた絵巻。もう工作ではない。
オリジナルなわけがなく、攻撃から身を守る三十六枚の障壁となる。未だに試作品で、「秋の歌」「恋の歌」などの謎の縛りでしか機能しない。
作成難易度:高(とっても面倒くさい。半年はかかる)

『村雨』(残存数:一振り)
江戸時代後期の読本に登場する架空の宝刀。もうお前工作趣味じゃない。
これもオリジナルではなく、あくまで名を冠した刀。水の魔術属性を持つ魔術師が魔力を込めることで刀身に水が迸る。最初作った時は何故か炎が出た。これは完成品のため安心。
作成難易度:激高(材料調達から一年はかかる)

『九六式十五糎加農』(残存数:一門)
1930年代の日本軍が開発した大砲。銃刀法を真っ向から無視している。
あくまでオリジナルから着想を得ただけで、本物ではない。びっくりするほど無音。蚊のまつげの落ちる音が聞き取れる者でなければ聞こえないほど。完成品のため安全安心に使える。
作成難易度:激高(どれだけ迅速に行っても一年半はかかる)

【外見・容姿の詳細など】
藤煤竹の落ち着いた色味の髪を下ろした青年。作業時には服をたすき掛けし、髪も括る。和服はシックな配色だが、裏地に御所解の紋様にあしらえ、洒落も意識されている。

【人物像】
黙っていればクールで、少々不気味な雰囲気もする…が、立てばよっこいしょ座れば足痺れ、歩く姿はそそっかしい。を地で行く軽妙洒脱な青年。当主としての自覚が足りないと周囲から言われているが、対して気にしていない。

イメージカラー:藤煤竹
特技:物理演算、空間把握
好きなもの:工作、焼き芋
苦手なもの:お説教
天敵:特になし
願い:特になし

【一人称】我輩 【二人称】君 【三人称】彼、彼女
台詞例
「我輩は六蘭耿。六蘭家の当主を勤めている。君たちには残念だろうが、此度の聖杯戦争、我輩が生き残らせてもらう」
「え?一人称が変?…普通、それは面と向かって言うものか?ま、キャラ付けみたいなものだよ。ほら、我輩って、ちょっぴり不気味だろ?」
「当主なぞ堅苦しい。我輩は、のんびり魔道具の作成をしたいだけ。魔術師とかも、時代錯誤気味だし」
「んー、計算は寸分も違っていないはずだが…え?ネジが一本余ってる?…あー…」
「自己紹介の時の威厳はどうした、だと?あれは演技だよ。上手かったかい?あぁしないと納得しない輩も居てね…」

【来歴】
寛永の頃より続く魔術家「六蘭家」の現当主。
相歩家は代々、起源の影響で道具の修繕修理を生業としてきており、復元魔法も、その生業の効率化により開発された。このように、六蘭家に魔術師としての特別な矜持などはなく、そのため他の魔術家からは「卑しい家系」「小遣い稼ぎに精ばかり出す輩」と謗られてきた。それでも六蘭家の歴代当主は自家の方針を変えずに家を残し、それが六蘭家全体の「誇り」になった。
しかし、そんな質実剛健な家に新たに産まれたのは、飄々としていてマイペース。先代たちの方針を古臭いと一蹴する問題児-「六蘭耿実」であった。耿実の出産により妻が衰弱で死に、残された長男はというと毎日設計図を書いては工作ばかりで家業をしようともしないドラ息子。先代当主は大いに悩んだ。先祖代々の頑固さはバッチリ継いでおり、度々口喧嘩をし、時には肉弾戦、魔術戦にも発展した。耿が思春期の頃それはピークに達し、遂に先代当主は病に倒れてしまう。
床に伏したままの父に代わり、いやいや当主に就いた耿実であったが、当然当主らしいことは何もせず、日がな一日工作に明け暮れていた。段々と年を経て大人になったために、当主らしい顔は出来るようになり(実際は何もしてないが)、表向きは落ち着きの持った、それでいて不気味さもある青年を演じる事となっている(気が抜けるとすぐ剥がれるが)。

【性格】
目の下にうっすらと見えるクマや、瞳孔の開いた目からは少々人間味がないように感じるが、実のところは寝ても覚めても設計図作成と魔道具工作ばかりのマッドクリエイター。しかし、本人はその通称を不服に思っている。「マッド」なんて時代錯誤でマイナスイメージなものではなく、どうせなら「クリエイトフリーク」が良いらしい。
公の場では若くも毅然とした魔術師らしい魔術師を演じているが、それも存外剥がれやすく、特に私の場においては所作ががさつになる。そしてバレると開き直る。
おおざっぱで剽軽な雰囲気を持つが、工作などにおいてはとことん完璧を目指す典型的なオタク。空間把握能力や計算能力が人並み外れており、戯れ程度に4桁の四則演算を暗算出来るほど。そんな優れた演算能力を以て、さぞ立派な道具を作っているのだろうと思われるが…。
その実、設計図、計算以外の部分でちょっとしたミスを犯す。そして、そのミスがとんでもない失敗を引き起こす。彼の趣味が周囲に否定され、趣味に留まり続けている所以である。

【行動規範・行動方針】
下記の参戦理由が元となった行動をするため、基本的には生き残ることを優先する。
戦闘においては、自身が魔改造を施した武具のほか、父親との長年の喧嘩にて鍛え上げたステゴロもこなせる。明らかに服装が邪魔しているが、あまり気にしていない。
奇襲奇策夜襲何でもOKの方針。勝てばよかろうなのだガハハ。

【参戦理由】
魔術なぞ古臭い。まして、聖杯とかいう願望器目当てに戦争をするなど、脳髄のカビくさいイカれた連中のすることだ。
…しかし、聖杯戦争においては、多少の犯罪行為も不問に伏されるらしい。たとえばそう、山火事やら建物の大規模倒壊、首都圏の一斉停電など…。それを聞いた時、予てよりの思案を行う絶好の機会にその戦争がなるのではないかと思った。
工作が好きで、幼い頃から計算をし、設計図を練り、材料を集めて繰り返していた。魔術という概念が組み込まれ、好きという思いは更に加速した。そして、道具をオリジナルで作成した者ならば、一度や二度「大衆の前で見せびらかしたい」という願望を抱くことだろう。自分もそうだ。承認欲求なんてちっぽけなもののためじゃない。純粋な好意の昇華だ。
ただ、それには一つにして最大の障壁があった。自分の道具は、何故か計算にも設計図にも狂いがないのに、小さなミスによって全てが台無しになる。毎回、というわけではないが、全然ないというわけでもない。もし脚光を浴びる機会があっても、そのときに失敗を起こし、それにより人命が被害に遭えば、自分はとたんに犯罪者だ。しかし、それが戦争内であればどうか。事故として片付けられるだろう。それに、サーヴァントのサポートという体裁で、新たな道具の作成や考案が出来る。聖杯とかどうでも良い。生き残り、そこで得たデータを元に更なる研鑽を重ねる。噫、なんて素晴らしい計算。なんて素敵な未来予想図。産まれて初めて、魔術師の存在意義を感じたかも知れない。
…そういえば、もし聖杯ゲットしたらどうしよう。…まぁ、「一生そこから出なくても良いぐらい居心地の良い工房」でも要求しようかな。

【サーヴァントへの態度】
もとより誰かに仕えられるのには馴れているため、サーヴァントとマスターという体制にこれといった思い入れはない。
サーヴァントに対しサポートと称して、自身の試作品の実験台にさせる。高尚な姿勢を持つサーヴァントには、その姿勢に応えていざという時の自決用の爆弾を作る。
このように、人道もへったくれもないようなサーヴァント使いだが、本人にも本人なりの人情があり、自決用爆弾はそれの代表作。良くも悪くも、サーヴァントの心意気や意志と自分の目的完遂のための折衷案を重視した結果である。

【役どころ・コンセプトなど】
マッドクリエイター。聖杯戦争での目標に寸分の享楽も求めていないため、かなり厄介。
さっぱりとした気さくな気性のため、サーヴァントとはある程度仲良く出来そう。分岐点は恐らく実験台にしようとする時。
不気味な見た目に反した性格…に反した、歪みのある中身。
工作への純粋すぎる好意の結果のため、上手いこといけば真っ当な工作趣味の当主になるかも。

  • 最終更新:2020-09-26 13:21:18

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