ワルキューレ(無銘)

【CLASS】シールダー 
【他適性CLASS】アーチャー、ランサー、ライダー
【元ネタ】北欧神話 
【真名】ワルキューレ(無銘)
【性別】女性 
【身長・体重】162cm・50kg 
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C+ 耐久A+ 敏捷C+ 魔力C+ 幸運D 宝具B(EX)
【クラス別能力】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:A+
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
竜種を除くすべての獣、乗り物を乗りこなすことができる。

自軍防御:C
味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。防御限界値以上のダメージを軽減するが、自分は対象に含まれない。

【固有スキル】
抑止礼装:A
魔力に兵装としてのカタチを与え、瞬間的にそれを纏い自身を強化する。
幸運と宝具を除いたステータス値を補強できるが、かなりの魔力と体力を消費するのでここぞという時に使うスキル。
余談だが、マスターの好みによって形状を変更することが可能で、今回はサイバーチックな形状をしている。
……アラヤの趣味なのかどうかは、定かではない。

ルーン魔術・改:B
北欧の魔術刻印ルーンの所持。ルーンを使い分けることにより、強力かつ多様な効果を使いこなす。
かつては「原初のルーン」を所持していたが今は剥奪されたため、代わりに抑止力から与えられたスキルで、サーヴァント・人間問わずその者に効能をかけることも可能。

戦乙女の支援:A
英雄を勝利に導くワルキューレの性質に、抑止力が改造・調整を施したもの。
サーヴァント・人間問わず、シールダーと自軍の魔力を同調し対象が行う防御判定にプラス補正を与える。

【宝具】
『防護術式・少女進言(プロテクトコード・シールドメイデン)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:20人
ワルキューレがかつて大神・オーディンより課せられた責務・能力が宝具と化したモノ。
発動と同時に神鉄で出来た複数の盾を召喚・周囲に展開し、範囲内の自軍に向けられる損害を防ぐ。

『攻性術式・大神告発(ストライクコード・ガンディル)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:2~40 最大捕捉:50人
ワルキューレがかつて大神・オーディンより課せられた責務・能力が宝具と化したモノ。
簡単に説明すると宝具級のガンドを放つものなのだが、
何故か重火器のような杖(もう色々と名状しがたき兵器)を召喚し、そこから魔力弾を敵軍に向かって一斉掃射する、
という物騒な攻撃パターンになってしまっている。
アーチャーかキャスターで召喚されればもっと多彩な効果を持つ宝具になるのだとか。
また、この兵器自体を振り回して敵に叩きつけたりも可能。

『崩界術式・万物焼却(ファイナルコード・ラグナロク)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:0~10 最大捕捉:レンジ内全て
結界型自爆宝具。
抑止力の御使いとしての最終手段。神々の黄昏の限定的な再現。彼女が向かえることのできなかった未来。
球体状の結界を展開し対象を拘束、自らの霊基ごと周囲全てを焼き尽くし、消滅させる。
シールダーか抑止力が「人類の存続に悪影響をもたらすと認識した」対象ほど、結界の拘束力と自爆によって受ける威力が上昇する。

最大威力ともなれば、たとえトップクラスのサーヴァントだろうとその消滅から逃れることは出来ない。
ゲーム風に説明するのならば
「今回の聖杯戦争におけるシールダーのキャラクターシートを破棄する代わりに、範囲内の全てのキャラクターシートも破棄する」
という感じ。

なおこの宝具はシールダー自身しか扱えず、たとえマスターからの令呪を使った命令や、
宝具を簒奪・模倣する宝具の効果を受けたとしても、彼女以外が宝具に介入することは不可能。

【Weapon】
近未来じみた外見の射出武器やアーマーなど。

【解説】
かつては他のワルキューレ同様、父・オーディンの命に従い勇者の魂を集め回っていた戦乙女。
しかしある時ふと、力ある戦士でも威厳ある王族でもなく、名も無き平民たちの様子を気にかけたことが、彼女の運命を大きく狂わす。

その平民たちは──────その一家は、父親と母親と息子の三人で暮らしていた。
その日を暮らすのがやっとのはずなのに絶えず温かさに満ちた一家を見て、何故か見ている此方まで胸が暖かくなり、彼女は目を離すことが出来なくなった。
だが、大きくなった息子は「オーディンに選ばれるような勇者になりたい」と言い出すようになる。

───生きているうちにそれくらい立派に稼げるようになりたい。
───そうすれば、父さんにも母さんにも今よりもっと豊かで楽な生活を与えることが出来る。

そういって、必死で止めようとする両親を振り切り、彼は一兵士としてある戦争に参加してしまう。

結果は分かり切っていたことで、世間知らずの若造がそんな成り行きで活躍など出来るはずは無く──────

……彼女は使命に反することと分かりながらも、勇者でもない彼を助けてしまい、更には戦争の流れすら操作してしまった。
限られた一握りの人間よりも、雄々しき勇士よりも、
平穏に暮らす名も無き人々と世界を遥かに愛おしいと感じ、手助けをしたいと強く思ってしまったのだ。

当然この事は大神に知れ渡り怒りを買った結果、廃棄処分となってしまう。

『愛おしい者に向ける愛を、人間と言う存在そのものに向けている。』
『想定外の不備が発生するとはな……しかし、これはあまりにも───』

ともかく異質過ぎる娘の在り方は、父たるオーディンにとって看過できぬものであったのだ。
名前も力も奪われ、その後、あの一家がどうなってしまったのかも分からないまま、誰もいない野山で孤独に消滅する時を待つだけだったが、
そんな彼女にどこからか声が降ってくる。
それは人類を護るための世界の抑止力・アラヤ。
──────かくてその声に応え、戦乙女は再び現世を駆け回る。
──────神々と姉妹たちに背き、人の紡ぐ未来そのものに身も心も捧げながら。

「だから、きっと、私はワルキューレの中でもとびきりの不良品なのです。
 もしも、今こんな風に私と仲良くしてくれるマスターや姉妹たちが、人理に背き敵対するようなことがあれば、
 躊躇なく、殺します。全て殺してみせます。
 ──────だって私、人間が好きですから。」

純粋無垢でいて冷酷な掃除屋、摩耗と穢れを知らぬ幻想の乙女。
任務であれ普段であれ口数少なく素っ気ないので、事務的で冷たい人に思われがちだが、性格は物静かで温厚。
目立ったり輪の中心になることは好まないが、人々が楽しく騒いでいる様を観察するのは好きな少女。
感情を激しく主張することは滅多に無いが、
どこか儚げでいて花咲くような笑顔は青少年ならば誰もがときめくであろう破壊力を秘めている。

しかし、人間の様な感情やワルキューレたちによく似た外見を持ってはいるものの、
中身も性能も抑止力によって完全に弄られてた別物。
人類という種を護るための自動人形であり、人類滅亡の要因が現れれば今まで見せていた「人間のふり」を止め、即座に行動(さつりく)を行う。
守護者としての責務に一切の悔いも迷いも無い。
何故ならば彼女にとって、
「アラヤ」とは「人類が存続するための抑止力……即ち自身が愛する名も無き人々の願い」と認識している故に。

「友情・努力・勝利」が揃っている作品が大好きでもあり、
そのような漫画やアニメが目の前にあるとつい夢中になってしまうし、
公園で子供たちがそういったものに関する遊びをしていれば、いつの間にか無邪気に混ざっていたりもする。

……近所の子供たちの初恋泥棒となる人かもしれない。

スリーサイズ:B86(E)・W58・H84
誕生日:不明 血液型:不明
イメージカラー:無色 特技:騎乗、警護
好きな物:人間、「友情・努力・勝利」 苦手な物:神々、バッドエンド 天敵:人類を止めた系の人間
髪の色:白 瞳の色:青 肌の色:白

もしも、正規のワルキューレたちがこの者を見ても存在を抹消されているため、「こんな子、いたかしら?」と首をかしげるだろうし、
シールダー本人も相手側から接触がない限り、後ろめたそうにその場を離れようとする。  

「サーヴァント・シールダー──────召喚に応じ、参上しました。個体名ですか?……存在しません。」
「敵性行為を確認。戦闘態勢に移行します。」
「──────殲滅終了。待機状態へ移行します。」
「いいえ、迷惑だなんて思ってはいません。こうやって誰かと話をする行為……私は好きですよ、マスター。」
「え?……あ、……あの、申し訳ありません!……その、ついテレビに、夢中になっていました……」

専用台詞
エルルーンへ
「彼女につき合うおかげで、おつまみ系のレパートリーばかり学んでいます……いえ、楽しみの一つとなっていますが。」

バンシーへ
「……私は、自らの使命と姉妹たち、そして大神にすら背いた。名を呼ぶ資格も無いのは、きっと私の方。」

ヘルヴォルへ
「人に寄り添い、人として生きた女性(ヒト)。魔剣振う乙女に敬意を。」

グリムゲルデ
「剣の乙女、接近されればきっとひとたまりも無い……でも、盾の扱いならば私は負けません。」

レーヴァテインへ
「戦闘機能、ロック解除。──────むぅ、貴女に対する警戒は怠りませんよ。」

ロータへ
「はい、もはや同じ空を飛ぶことは出来ませんが、共に世界を護るためどうかよろしくお願いします。」

  • 最終更新:2021-10-20 23:46:11

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