ムワタリ二世

【CLASS】ライダー
【真名】ムワタリ二世 / Muwatalli Ⅱ
【性別】男性
【身長・体重】181cm・72kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具EX

【保有スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:A+
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。A+ランクともなると竜を除いたあらゆる幻獣クラスをも乗りこなせる。

カリスマ:B
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。一国を治めるには十分なランク。

皇帝特権:A
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。該当するのは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、と多岐に渡る。

軍略:B
多人数を動員した戦場における戦術的直感力。自らの対軍宝具行使時、相手の対軍宝具および対城宝具の対処時に有利な補正がかかる。

神性:B
神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。彼の場合は生前、天候神テシュプの神性を確立させ、ヒッタイト神話そのものを確変し、昇華した事から神々の王テシュプの化身と同一視され、彼自身も神格化された事からランクは高い。

【宝具】
天聳る空鏡戦騎(テイシュパナク・ハバルキ)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜99
・最大捕捉:500人
天候神テシュプが操る戦車(チャリオット)が由来となっている。ライダーが移動手段として使う宝具で、通常の戦車を圧倒する程の巨きさを誇り、その全容はヒッタイトの神鉄の装甲で構成されている。
戦車はもう一つの宝具である「霹靂の双神牛」によって駆られ、移動するだけで雷霆による余波で周囲を焼き尽くす。
更に車輪に天候神の権能である暴風と雷霆を纏わせて雷速で疾走し、地形を一瞬にして更地に変えてしまう程の火力を放つ。

霹靂の双神牛(シリス・アンド・テラ)
・ランク:A+
・種別:対軍宝具
・レンジ:1〜50
・最大捕捉:400人
ヒッタイト神話に伝わる天候神テシュプの牡牛。
天候神の戦車を引く役目を持つ二頭の牛は、それぞれテシュプの威光たる雷の力を有しており、神々の鉄を纏う幻想種。角に油を塗られ、雷を伴って燃え上がるのが『シリス』であり、尾が金でメッキされている方が『テラ』と呼ばれる牡牛。
ランクは神獣。竜種に次ぐ階位を持つ幻想種。
メソポタミア神話の天の牡牛グガランナを起源としている大型の牛で、大型トラック以上の大きさを誇る。猛獣のような敏捷性は余り望めないが、一つ一つの攻撃が想像を絶する規模になっており、一度の攻撃で大型ビルが崩壊してしまう程。また、全身から全方位に向けての放電も仕掛けるなどの攻撃方法も取ってくるので、自身の弱点を理解しながら戦術を変える知性も持ち合わせている。
・シリス
角に油が塗られている天候神の牡牛。自ら放つ雷によって角の油に火を灯し、炎と雷による複合攻撃を得意とする。
その名は『昼』を表している。
・テラ
尾が金によってメッキされている天候神の牡牛。シリスとは違い、雷以外これといった別攻撃はないが、その代わり凄まじい耐久力を誇っている。
その名は『夜』を表している。

幽玄の大城塞神殿(ハットゥシャシュ・ヤズルカヤ)
・ランク:EX
・種別:対城宝具
・レンジ:1〜99
・最大捕捉:800人
歴代帝王(ラバルナ)が建造した城塞、都市、神殿を心象世界として具現化させた固有結界。
古代オリエントに最強の軍事力を持っていたとされるヒッタイトの城塞の中に都市、更に最奥地には神々を祀る神殿が建てられた超大型城塞神殿。
建造に関わっていないにも拘らず神殿らの使用が可能なのは、神々の王たるテシュプの化身である権利と、最強の神王(ファラオ)と名高いオジマンディアスを相手取り、実質勝利をもぎ取った最強の武威を持っていた為。
固有結界内は、ヒッタイトの領域である大地と、尋常ならざる天の威光を放つ大城塞が聳え立つ構図となっており、城塞に入るには最も重要視されていた三つの南門から入る他ない。
三つの門の内、二つには守護獣たる二頭の獅子と、一頭のスフィンクスが待機しており、もう一つの門である“王の門”には神鉄を纏った兵士の軍勢が待ち構えている。また、兵士たちの纏っている神鉄は並みの対軍宝具でさえ傷つけるのは難しい。
城塞内部は更に兵士たちで溢れかえっており、切り抜けるには戦闘は必須とされる。
神殿に続く小回廊には十二の守護神の呪いが展開され、Bランクの対魔力にはダメージを与え、Aランクにさえ深刻なパラメーターダウンを付与する。更には剣神の権能による対軍宝具規模の剣の雨が降り注ぐ。
神殿への主要通りである大回廊には、番となっている神々の彫刻が並び、小回廊同様の呪いが流れている。彫刻の最後尾には天候神と太陽女神が描かれており、天候神から雷霆の光線と、太陽女神から太陽光を思わせる灼熱の熱戦が放たれる。この攻撃は外部への放出も可能する。
大回廊の最奥地には四頭の天の牡牛が配置されており、シリスとテラ同様グガランナを起源とする神獣だが、こちらの方がより源流に近い状態の為、二頭以上の巨体と、グガランナを思わせる形態をしている。
ライダーが待ち構えてる王の間には、テシュプを表す眼球と心臓が大々と壁に刻まれ、その空間にいる限りライダーは不死身となり、天候神の権能さえも行使できる。また、テシュプの眼球は固有結界内の全てを見通す事が可能で、状況把握としても使える。
城塞、都市、神殿の外部と内部の装甲は全て神鉄によって覆われており、暴風と雷霆を利用した防御結界も展開できるので、対粛清防御としても機能する。
尚、更なる奥の手として大城塞神殿を引き換えに、嘗て天候神を勝利した龍イルルヤンカシュを擬似召喚する。
何故ライダーがイルルヤンカシュを擬似とはいえ召喚できるのかは、神殿内の最奥地にあるテシュプの眼球と心臓に由来する。イルルヤンカシュは勝利後、テシュプの眼球と心臓を奪っており、神としての地位と権能を奪っている。よって、大城塞神殿の核となっている心臓を捧げれば、引き換えに龍を召喚し使役可能としている。
・虚空天象(イルルヤンカシュ)
ヒッタイト神話における最強の竜種。大城塞神殿と引き換えに擬似召喚が可能で、本物ではないものの、本物のそれに近い強さを持つ。
大城塞神殿を贄として使用し、召喚しているせいか、全身が大城塞の同じく神鉄で構成され、対粛清防御を保持している。
海の支配者、天を喰らう者、英雄神と敵対するあらゆる竜種の源流となっている為、神性を持つサーヴァントのステータスはワンランク低下し、対英雄のスキルも保持している。加えて、天候神の眼球と心臓を持っているので、テシュプの権能たる暴風と雷霆をも行使する事もできる。

【Weapon】
無銘・大斧
大斧を手に戦場を駆け巡る姿は正に天候神テシュプの写し身と呟かれていた。

【解説】
紀元前1290年から1272年に実在したヒッタイト帝国の大王。先代の王ムルシリ二世から帝王(ラバルナ)の座を受け継ぎ、帝国に多大な功績を残した人物。
ヒッタイトの宗主権下にあったアムル王国とカデシュ王国を巡って幾度となくエジプトと衝突し、『カデシュの戦い』と呼ばれる戦争では当時のエジプトのファラオ・オジマンディアス争い、見事勝利を収めている。尚、この『カデシュの戦い』ではヒッタイトとエジプト、どちらの記録も美化されており、実際のところ、どちらが勝利者になったのは定かではないが、研究者の間ではムワタリ二世の勝利が濃厚らしい。
戦争後の政治では、情勢を整える為に数々の政略を駆使し、これを治め、後にはウィルサの王アラクサンドゥと条約を結んだとされる。
屋外で発見されているムワタリ二世の名前が刻まれた摩崖碑文は、ヒッタイトにおいては最古のものとされており、数々の事績を残した名君である事は間違いない。

【人物】
鋭い眼光を放つ空色の瞳の男性。
冷めた目をした美男子で、性格ともに冷静沈着ではあるが、同時に大胆不敵でもある。
国を統べる者として、他国を侵攻する者としての能力は王らしく高く、また他者の能力を見極める観察眼も高い。
自らを『帝王(ラバルナ)』と称し、嘗て最大の武力を誇った帝国の王として振る舞いを恥じる事なく見せる。
苛烈な人物でもあり、戦いの際にや、戦う者を見定める時は厳しい言葉を投げかけるも、条約を結ぶ王でもあるので、認めた人物には友好的で寛容的な態度を取る。そして、全ての人々を自身が守るべき民衆と認識している為、戦闘時にも周囲に被害が及ばぬように細心の注意を払っている。それ故か、暴君と呼ばれる王とは根本的に相容れない。
鉄の帝国ヒッタイト同様に鉄の意志を持っており、如何なる困難が立ち塞がっても折れない不屈の心を秘めているので、どんな不測の事態にも強い。
王政の手腕の巧妙さや、家臣を導くカリスマ性はあるものの、女性関係は酷く不器用で、それが原因で生前妻と疎遠になっている。故に、今後の課題で女性との関係を上手く築けるようにと努力している。
召喚したマスターは時間を共に過ごして見定めるようにしており、勇者の如き強き者であれば並ぶ事を認め、弱き民であると認識すれば後について来るように叱咤する。ただし、悪しき心の持ち主であれば、国津の王として裁きを下す。
ライダーのクラスらしく強力な宝具を数多く所持しているが、本人の素の戦闘力も高く、三騎士を相手にしても遅れを取らない。
現代に紛れ込む時には、インテリ系の格好をし、伊達眼鏡を愛用する。コーヒーより紅茶派。
余談だが、オジマンディアスには生前、軍略を駆使して勝利したが、ムワタリ二世自身は「再度相手にするのは御免被る」との事。

【セリフ】
「帝王(ラバルナ)の威光、とくと眼(まなこ)に焼き付けるがいい」

「鉄の王、国津と条約の契り人、天の権化とは予を示す。勇者なれど、共に猛る事は許さん。真なる勇者を示したくば、その心内に秘めしものを証明せよ」

「女人の心理を掴む遊戯と……? ギャルゲー? ふむ、愕然と興味が湧いた。予の目前に献上するがいい」

「帝王(ラバルナ)の平和条約、契りの儀に基づき、予はお前の隣に立つ者となろう。その心内に秘めし勇者の如し哮り、よくぞ予の魂にまで震わせた」

「彼の神王(ファラオ)か。真、奴が放つ太陽の威容にはうんざりするものよ。そして不遜なまでに煩わしい高笑いも、いつぞや謀略、兵法にて再度囲めば大人しくなるか?」

「戦の女神(シャウシュカ)の威武、豊穣の神(テリピヌ)の栄光、魔術の女神(カムルセパ)の魔力よ、我らに宿りて予の眷属に祝福を与え給え! 予(テシュプ)の霆を纏い、光輝なりし雄姿を地上に現出せよ! 『霹靂の双神牛(シリス・アンド・テラ)』!」

「頂上に座す全能の神、我が礎となりし幻想の玉座よ、天候と太陽、至高の神威を以って帝王(ラバルナ)の力となれ。人を裁くは人で非ず、神の体現者たる予が、地上に遍く悪性に裁断を下そう。顕現せよ、降臨せよ、神々の座(クムミヤ)の如き我が天宝──『幽玄の大城塞神殿(ハットゥシャシュ・ヤズルカヤ)』!」

FGO風ステータス

レア度☆(5)

鉄の王。国津と条約の契り人。ラバルナの法に従い、民衆を守りし盾となろう。

基本ステータス

能力値 初期値 最大値
HP 2202 15120
ATK 1583 10194
COST 16 16
属性 秩序、地、王、神性  

所有カード

Buster Quick Arts
2 1 2

所有スキル

スキル名 CT 継続 効果
カリスマB 7→5 3 味方全体の攻撃力をアップ
鉄の皇帝特権A 9→7 1 味方全体に無敵状態を付与
3 味方全体の防御力をアップ
3 味方全体にダメージカット状態を付与
ラバルナの条約A 8→6 3 味方全体のNPを増やす
3 味方全体に弱体無効状態を付与

クラススキル&パッシブスキル

スキル名 効果
対魔力B 自身の弱体耐性をアップ
騎乗A+ 自身のQuickカード性能をアップ
神性B 自身に与ダメージプラス状態を付与

宝具

宝具名 ランク 種類 種別
ハットゥシャシュ・ヤズルカヤ EX Arts 対城宝具
幽玄の大城塞神殿
敵全体に強力な攻撃▲&味方全体の防御力アップ(3ターン)▲&敵単体に宝具封印状態を付与(1ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉


攻撃モーション

種類 Hit数 動作
Buster 1 ムワタリ二世の背後から極太のビーム状の雷が放射される(遠距離B)
敵の足元から巨大なエネルギー状の電球が放電する(B2)
Quick 3 敵の真上から多大な剣が降り注ぐ(遠距離Q)
Arts 3 敵の頭上周囲から三つの光線が捻れるように放たれる(遠距離A)
一閃し、追撃に斧を叩きつけてそのまま放電(近距離A)
EX 4 敵の上空前後から、雷霆の光線と太陽の熱線が放射され、着弾時にエネルギーが交わって大爆発を起こす
NP(宝具) - ムワタリ二世の周囲が雷光で発光し、城塞が顕現。神鉄に覆われた城塞が分解、神鉄の竜となって敵を攻撃する
スキル - 足元に雷霆が光る(パターン1)
(パターン2)同盟条約の石碑に刻まれている文字が周囲に飛び回る

ボイス


開始 1 帝王(ラバルナ)の威光、とくと眼(まなこ)に焼き付けるがいい
2 不遜な。賎陋が予の前に立つか
スキル 1 天の権化に恐怖するがいい
2 堅城鉄壁なりし我が王威、予(テシュプ)の霆を纏いて現出せん!
コマンドカード 1 条の通り
2 悪くない
3 まあ良い
宝具カード 1 阻隔者に鉄の裁きを下そう
2 神罰に触れる事を光栄に思え
アタック 1 劣弱な器だ
2 益体も無い
3 不甲斐ない姿勢だ
エクストラアタック 1 天を仰ぎて消滅を希うがいい!
宝具 1 礎となりし幻想の玉座よ、天候と太陽、至高の神威を以って帝王(ラバルナ)の力となれ。顕現せよ、降臨せよ、神々の座(クムミヤ)の如き我が天宝──『幽玄の大城塞神殿(ハットゥシャシュ・ヤズルカヤ)』!
ダメージ 1 傷をつけるか……!
2 予にはまだ届かぬぞ
戦闘不能 1 我が神鉄を……貫くか……
2 これが……滅び時か……
勝利 1 我が軍略に、敗北という道理はない
2 これぞ神の体現者たる予の神威よ。ゆめゆめ、忘却せぬ事だ

  • 最終更新:2019-06-29 10:16:28

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