ハリー・フーディーニ

クラス キャスター
ステータス
筋力 E 耐久 A 敏捷 A 魔力 E 幸運 A 宝具 A
スキル
脱出王 EX
「脱出?ああしてみせるとも。刑務所だろうと水底だろうと私には簡単さ!」
生前キャスターが生業としていた奇術師としての才能が昇華したモノ。
かの復讐者の如く、概念からの脱出さえ可能なスキル。
たとえ海底に沈められようが、地中深くに埋められようが、キャスターはそこからの脱出を可能とする。

サイキックハンター
「私はね、昔ク、ソッタレな奴らに騙された。だから私もク、ソッタレな手段で奴らを暴いてやった」
イカサマ、偽装工作を看破、無効化するスキル。
キャスターが生前、意欲的に行っていた霊媒師や霊能力者のインチキを見破った事からのスキル。
過去のとある行動により、本物の魔術まで見破れる事が可能となっている。

自分の様に誰かが騙される事に義憤を感じたフーディーニはマジシャンの傍ら、サイキックハンターとしての活動を開始した。
優れた洞察力を持ったフーディーニにかかれば、インチキなど容易に見破る事が出来た。
が、フーディーニは徐々に紛い物ではない、本物の魔術に足を踏み入れようとしていた。
「探すモノ」としての素質があったフーディーニはあろう事か魔術師の痕跡を辿り、魔術工房を発見するに至ったのである。
インチキではない正真正銘の神秘を目にしたフーディーニは大喜びし、次々と魔術師を暴いていく。
「喜びすぎたんだね。私は偽物を暴きつつ本物を見定める事にとりつかれていた」
結果だけで言うならばフーディーニはやり過ぎた。
あまりに多くの魔術師の痕跡や存在を暴いたフーディーニにより魔術協会はてんてこ舞いとなり、魔術師達の間でもフーディーニは敵視される事となった。

フーディーニの友であったアーサー・コナン・ドイルは度々命の危険を彼に説いたが、探求心に狂ったフーディーニを止める事は叶わなかった。

道具作成 E
「キャスターだからなんか作れ?悪いがね、私に作れるのはお客さんを楽しませる事が出来るマジックの道具だけさ!」
キャスターではあるが、戦闘や魔術に用いる道具は一切作れない。
作るのは脱出劇などに用いる諸々のアイテムだけである。


ハリー・フーディーニ
アメリカでその名を知らぬモノはいないと言われる脱出劇のカリスマ。
1920年代に現れ、一世を風靡した男。
自分を縄で縛るなど当たり前、エンターテイメントを追及し続けたまさに探求者。
同時にサイキックハンターとしても呼び声は高く、インチキ霊媒師や霊能力者を巧みに暴き、吊し上げていった。
この行為の裏には、亡き母との交信を求めた果てに騙されたフーディーニの底知れない怒りがある。

「だってそう思わないか?インチキだぞ、金ふんだくってインチキで人を騙すんだ。エンターテイナーとして許されないと思わんかね」
「彼には申し訳ないとおもっているよ、本当に。私には妻もいたと言うのに、まったく」

フーディーニの死はショーの中での事故死だが、これは誤りである。
フーディーニにより自分の存在を暴かれる事を恐れた危険な魔術師による口封じだったのだ。

「俗に言う呪いだろうね」

こうしてフーディーニはその人生に幕を閉じた。
が、サーヴァントとなった彼は神秘の元に自分が召喚されたとあってかおおはしゃぎ。現代に己のショーを見せるべく聖杯戦争へと至る。
聖杯への願いは母との交信であるが、エンターテイナーとしてメディアが普及している今こそ一大イベントを行う時だと画策している模様。
戦闘など出来ない、出来るのはお家芸のトリックのみ。
生粋の外れサーヴァントである。本人も自負している。

宝具
ランクC
「脱出王の得意技(エスケープフロムシール)」
フーディーニのお得意の脱出劇を模した固有結界。
必ずフーディーニの他にゲストを招かねば発動することはない。
フーディーニの幸運判定によって脱出劇の結末が変わるが、大抵は成功して終わる。
固有結界の能力としては一度発動すればその場の全員を巻き込める事、ただそれだけである。
ただしフーディーニがゲストを巻き込んでの脱出劇を行い陥れる事も可能だが……決してフーディーニがその道を選ぶ事はないだろう、決して。



  • 最終更新:2018-04-01 02:57:51

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