ツバキ

名前:ツバキ
年齢:14歳
性別:女性
属性:混沌・善
身長:142cm
体重:32kg
特技:裁縫
好きなもの:にんじん
嫌いなもの:おおきな音 魔術師
起源:接続
魔術属性:水・虚数
魔術系統:治癒魔術
魔術回路 質:C/量:A+/編成:正常

ツギハギだらけの身体に百の魔獣を内包した少女。
五歳の時にある魔術師に誘拐され、キメラの素体になるよう身体を改造される。
幸か不幸か、改造の一環として埋め込まれた魔獣の肉片はすべて少女に馴染まないまま体内に残り続けた。
少女に執着した魔術師は諦めなかった。身体を切り開き、肉を埋め込み、治癒魔術で繋ぐ作業をひたすら続けた、続けば続くほど少女のカラダにツギハギが増えていった。
いたい、くるしい、やめて。そんな叫びに魔術師は悦を感じ、少女は自分がなぜ叫ぶのかも分からなくなっていく。
そんなことをくりかえすうちに、ツギハギの身体を繋ぎとめる治癒魔術は埋め込まれた無数の肉片にも作用する。
肉片は繋ぎ合わされ、結びつけられ、一体の魔獣になった。
すべての肉片が繋がり百の魔獣となった時、魔術師に誘拐されたあわれな少女は死んだ。
そして獣を宿した少女が産まれる。その産声を聞いたのは無数に散らばる肉片と、見覚えのある掌の刻印と、見知らぬ一人の老人。
魔術師を名乗った老人は少女を引き取り隔離し、数年間の分析と研究の後『カルデア』へ送り込まれた。

少女と魔獣たちの間に協力関係はない。
少女にとって魔獣たちは自分を苦しめる病であり、魔獣たちにとって少女は自分たちを閉じ込める檻でしかない。
魔獣たちは常に少女の身体を喰い潰す。『穴』を開け、檻から解き放たれるために。
そして少女も常に魔術を行使し、自分ごと魔獣を縛る形で抑え込んでいる。
もちろんこれには限界があるがその限界は分からない。一日後、あるいは一週間後、もしくは一年後……今この瞬間にも少女は身体を食い破られる危険を秘めている。
生と死のあいだで揺れ、その命が曖昧なためか、レイシフト適性はかなり高い。

扱う治癒魔術は傷を縫い合わせる……『繋ぐ』または『結ぶ』ことに特化している。その気になれば命あるもの、縁や霊といった不確かなものも繋げられる。
魔術を使用するには両手に刻まれた魔術刻印を合わせる必要があり、両手を合わせれば正常に効果を発揮するが、片手のみでは正反対の効果となる。
身体のツギハギを斬られる。手足を切断される。等々……大量出血する傷を負うだけでも魔獣たちは出てくる。
運動神経は皆無。そもそも激しく動いたことがない。
なんのはずみで魔獣が出てくるかわからないため、あらゆる行動を制限している。

性格は穏やか。花が咲けば大いに喜び、枯れれば同じくらい悲しむ純粋さがある。
数年間の隔離空間での生活で会話した人間はわずか二人。そのため世間知らずで常識知らずで人見知り。特に魔術師という人種が苦手。
頑固な一面もあり、自分の間違いをなかなか認めない。
カルデアに送り込むのは自分の身体をためだと言われ、それをまったく疑わずにカルデアへやってきた。

  • 最終更新:2018-05-07 23:15:13

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