ザミエル(ライダー)

【CLASS】ライダー
【真名】ザミエル 紛らわしければ"シムーン"あるいは"サマエル"とでもお呼び下さい、とのこと
【出典】中東伝承 ドイツ民話
【性別】男
【身長・体重】182cm
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力A 幸運E 宝具B+
【天地人】地
【その他属性】サーヴァント、男性、悪魔、魔性
【クラス別スキル】
騎乗A+:騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。砂嵐と共に生命を蹂躙する災いの乗り手、との拡大解釈を行いライダークラスとなった。竜への変身能力は置いてきたのでこのランクとする。
対魔力-:スキル「悪魔憑き」の影響で失われている。
陣地作成D

【固有スキル】
悪魔憑きB:魔に取り憑かれ現実に歪みを溢す、逸脱者の証。正気度を失ったせいか相性の問題か不明だが、普段と異なる人格が顕在化しランクダウンしてしまった。およそCランク相当の対魔力·対精神汚染スキルとしても機能する。
魔弾の射手C:意のままに放たれ必ず命中る悪魔の弾丸、その伝承。射出武器に対するボーナス。肉体側の射撃スキルをピックアップしたが担い手たる人格が機能していないためランクダウンしている。代わりと言っては何ですが『魔弾』判定は更に多岐に渡るよう(ガバガバ)になりました。当たるまで判定をやり直すが如き射撃改竄能力は弱体化したものの「砂嵐で獲物を動けなくしてから撃つのでおそらく支障はありません」とのこと。
毒の風A:サマエルが本来持つスキル『神の毒』をダウンサイジング及び再構成したもの。高温の熱風を伴った砂嵐を繰る災害掌握能力。『毒の風』を意味する「シムーン」と呼ばれるこの気象現象は特に酷い場合、発生した場所のあらゆる生物に対して砂による窒息死、または熱風による熱射病死をもたらす。記録によればこの現象がもたらす死は外傷も苦悶の表情もなく、まるで眠っているかのような乾いた骸だったとされている。
魔弾作成(砂塵)A:自由なる魔弾は更に小さく、そして大量に。一発(一粒)あたりのダメージは下がったものの操作範囲・量共に自由度を増した攻防自在の魔塵を操る。すなおこし。

【宝具】
『哮きに吹き渡れ、紅砂の狩人(ハンターズコーラス·アクト:シムーン)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具
砂塵一つ一つを『魔弾』として認定し、明確な指向性を持った尋常ならざる熱砂の暴風が敵対者に襲いかかる。
場合によっては砂による窒息と熱風で敵対者の行動を阻害し、銃弾を嵐の如く浴びせ撃つ(鉛の弾幕もある意味"毒の風"と呼べるだろうか)。
元となった気象現象「シムーン」の脅威と狩人が持つ対猛獣スキルをリミックスし対生物特攻を獲得している。原則、既に死者であるサーヴァントに対して完全には刺さらない特攻だが吹き荒ぶ熱風と大量の砂塵、時にそれらに紛れてバラ撒かれる銃弾は単純な暴の力である。

砂に呑まれた犠牲者たちは最期に紅砂が象る赤き竜を幻視するだろう。
────異常気象を天罰と言い換えるのならば、もしやこれが"神の悪意(サマエル)"の威容なのだろうか。
そう最期に想いながら生命は乾き、醒めぬ眠りに落ちていく。

『高らかに翔べ、砂塵の魔王(ゾーロ・デア・ザミエル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:なし 最大補足:1人
自身をザミエルへと変生させる自家中毒型呪詛。この効果は常時発動であり、成就した呪いを他者は如何なる方法をもってしても解除できない。精神面でも変貌しており彼は物語の悪魔のように振る舞うだろう。いつもとキャラが違う。


【解説】
基本的なバックボーンはアーチャー版を参照されたし。
いつもと様子の違う、何か違うモノに取り憑かれた(?)ヴィルヘルム。口調も物腰も丁寧だが紅い双眸がこの躯の異常事態を示している……のかもしれない。今回の角は取れないぞ。
いつもの彼の人格は休眠状態にあり、この霊基では表面化しないものと推測される。たぶん。
ちょっとした事故(イベント)で別の存在が混入したのか、あるいは人格の主導権が切り替わってしまったか。はたまた強く役に入り込み過ぎたのか────。
『"神の毒"サマエル』として顕在化するにはいくつか足りないものがあったため言葉遊び(名前繋がりとも言う)から中東·砂漠地域の気象現象『"毒の風"シムーン(simoom. "samiel"とも記されることがある)』のエッセンスを採用し霊基を補強、砂嵐の悪魔ザミエルとして自己を再定義した。
ロングコートの赤い魔人。普段とは別ベクトルで気取ったような口調(敬語風味。慇懃無礼とも言う)。根底は変わっていないが表面に出る態度は変化している。アーチャー・狩りの魔王ザミエルとは別の”悪魔感”を軸にしたペルソナ、とも見えるかもしれない。
いつものアイツより範囲攻撃向きで中距離戦型。見ようによってはいつもより仕事が大雑把とも言える。気象現象を軸に構成した影響だろうか。銃による攻撃の頻度は下がったが銃召喚能力は健在。普段の台本と後悔を一旦箱に仕舞って来たので宝具『悲劇に踊れ、欺く七つめ』及び『後悔に歌え、魔弾の射手』は封印中。
いつもより礼儀正しく、いつもより足癖が悪く、いつもより冷淡。そんな悪魔。

【台詞】
一人称:俺 二人称:貴方 、お前 三人称:お前たち 丁寧にペラ回す風味。普段の(素の)口調もアクセント程度に。
「俺こそが謎多き死の天使サマエルそのモノか、と言うと些か誤謬があります。このヒトガタの躯体に入っているモノは何と言いますか、ともすれば別物と言ってしまう方が適切かと。今こうして貴方と会話をしている"俺"もヴィルヘルムがフィルターとなり形成・出力された一時的な人格のようなものかもしれませんし、或いは成りに釣られたプラシーボも否定できません。例えば服の趣味もほらこの様に"いつも通り"、ですしね。敢えて断言は避けましょう。いつか”正統なサマエル”に出遭わないとも限りませんから」
「俺は本当にサマエルなのか。繰り返しになりますが断言しかねるポイントなのです。残念ながらホンモノの証は立てられません。……『赤い竜の悪魔』を意識した衣装、持ってるでしょう彼。コレ(※ヴィルヘルム)はホラ、形から入ればうっかり中身まで引っ張られる傾向のようなので。実はいつもの暗緑色の外套(コート)、あれも彼なりの悪魔の装束なのです。彼の知る怪談噺の悪魔は緑の服を着ているものでしたから。────閑話休題、兎角今コレの”中身”が外から引き寄せられたものなのか内に在ったものなのか、そして其れの名は……貴方は何と扱いたいですか?」
「本当ならば竜属性を持っているんですよ。流石にこれほどの霊媒でも赤き竜としての要素を再現し顕すことは叶いませんでしたか。いや普通はそこまで思い込めませんよね。常識を知る弊害です」
「────では、やさしく鏖と参りましょう。死のカタチは紅く、生命もまた芥塵の如く。『哮きに吹き渡れ、紅砂の狩人(ハンターズコーラス·アクト:シムーン)』」
「モドキと侮ったか? それこそが命取りだ! 悪意のような毒を、息の詰まるような後悔を────!『哮きに吹き渡れ、紅砂の狩人(ハンターズコーラス·アクト:シムーン)』!」
「何を仰いますか。俺こそがサハラを渡る紅い風、疾走(はし)る血の海 で す と も !」
「俺が言うのも少しアレなんですが。────首輪には、リードを付けとかないと意味がないんだぜ? ……なんて、冗談です。冗談ですとも。」

【製作者】ザミエル作成者

衣装覚書

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  • 最終更新:2021-11-25 20:23:33

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