オリヴィエ

【元ネタ】ローランの歌
【CLASS】セイバー
【真名】オリヴィエ
【性別】男性
【身長・体重】178cm・64kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:B 耐久:A 敏捷:B 魔力:C 幸運 E+ 宝具:A
【クラス別スキル】
対魔力:A
 魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。
 Aランクでは、Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

騎乗:B
 乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
 また、英霊の生前には存在しなかった未知の乗り物(例えば古い時代の英雄にとっては見たことも無いはずの、機械仕掛けの車両、果ては飛行機)すらも直感によって自在に乗りこなせる。
 Bランクでは大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。


【固有スキル】
戦闘続行:A
 名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。「往生際の悪さ」あるいは「生還能力」と表現される。
 十二勇士の同胞達が倒れ行く中、最期までローランと共に戦い抜いた彼の人生の象徴

軍略:C
 多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
 十二勇士唯一の常識人だった彼にとって、馬鹿もといお調子者揃いの彼らを纏め上げ、戦争に勝利し続けた要だったという。最も、本人は主君の手前決して認めたがらないが。

殿の矜持:B+
 防衛戦、撤退戦など不利な状況であればあるほどに力を発揮する。
 生前最大にして最後の戦いとなったロンズヴォーの戦いにおける活躍ぶりが昇華されたスキル。10万の軍勢を相手に2万の友軍で戦い抜き、最後には敵将と相打ちになりつつ壮絶に果てた彼の奮闘振りが垣間見える

【宝具】
「我が宝剣よ、万軍を貫け(オートクレール・リベルテ)」

ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:10~30 最大捕捉:100人

 生前の得物、宝剣オートクレール。黄金の柄に茶褐色の刀身と、一見宝具とは思えない野暮ったさを見せるが、真名解放時にはその真価を取り戻し柄共々黄金の輝きを見せ敵軍を蹂躙する。
 具体的な内容は、刀身から放たれるレーザービーム。騎士王の聖剣のように束ねて放つのではなく、一本一本が必殺の威力を秘めた破壊の光条として叩きつけられる。頭上から降り注ぐもよし、誘導ミサイルよろしく追尾させるもよし、もちろん騎士王のように束ねて叩き込むのもありと、まさに本人の性格を反映したかのような万能宝具。
 ちなみに水晶には威力増幅効果もあり、事前にチャージしておくことで破壊力を高める効果もある。増幅は本人感覚で10段階。

【解説】
 シャルルマーニュ十二勇士が一人にして、フランス英霊屈指の常識人。
 ローランをはじめ癖が強い十二勇士達の中にあって「類まれに見る」と評される程の優等生ぶりを発揮し、破天荒な行動に走る同僚達を時に威圧(という名の脅し)で、時に物理(という名の暴力)でまとめていた。
 現在の記録にも残っているように、オリヴィエとリナルド以外の十二勇士達は誰も彼もデタラメで、騎士としての実力は高い癖に奔放な行動ばかりでいつも頭を悩ませていた。特に十二勇士筆頭であり最強の誉れも名高いローランは、事あるごとに全裸となり異邦の神話に語られる神々よろしく大騒ぎを起こしてはいつもその後始末と尻拭いに駆り出されていた。
 そんな彼がどうして十二勇士を抜け出し国からも去らなかったのかといえば、理由は至極単純。

 フランクという国を、心から愛していたからである。

 シャルルマーニュは数十年、いや数百年に一度いるかいないかの名君だ。十二勇士の連中は、どいつもこいつも世話が焼けるが気のいい奴らばかり。民に至っては何をかいわんや、誰も彼も一生懸命に日々を過ごす者達がぞろり。
 そんな国を、何故愛さない理由があるのか。何故立ち去らなければ、捨てなければならないというのか。
 ――だからこそ、あの戦いは心から無念に尽きた。頼れる部下であり守るべき民でもあった兵士達は皆倒れ、十二勇士の同胞達も戦死し、親友とまで呼べた英雄さえ命を落とした。
 戦争は時の運、という言葉もある。己に落ち度があったかもしれないと、否定はしない。
 ……だが、だが、だが。それでも私は許せない。我々を裏切り、義理とはいえ息子をも売り飛ばした『あの奸臣』を。同胞達を、兵士達を殺し尽くした忌まわしきサラセン達を。

 ――何より、その裏切りをついぞ見抜けず気づけもしなかった己自身を。


【人格】
 とにかく真面目。超がつく程の常識人にして、同じくらいの苦労人。正義を愛し忠義を旨とし、人との絆をこよなく愛するまさに理想のパラディン。
 マスターに対してもその在り方は揺るぎなく、極力悪逆には走ってほしくないと考えてはいるものの、マスターとの関係を主従のそれと捉えているが故可能な限り目を瞑ってくれる。ただし裏切り行為だけは駄目、絶対。
 そんな彼だが、決して触れてはならない事が一つだけある。それは生前の仲間達――十二勇士をバカにすることでも(実際そうされてもしょうがないくらいには思ってる)、王に対する侮辱でも(怒りはするが最大限我慢する)、まして『あの男』の裏切りに関してでもない(特大の地雷だが、持ち前の威圧で黙らせるから)
 それはずばり、彼の容姿。紅一点がブラダマンテただ1人だったという十二勇士の環境にあって、彼の容姿はあまりにも魅力的に過ぎた。

 すなわち、『男の娘』という意味で

 流れるような優美な金髪、凛々しいと呼ぶには蟲惑的に過ぎる顔立ち、そして何より――――完成された、肉体美。
 ……本人の名誉の為に言っておくと、彼はれっきとした『男性』である。鎧の下もムキムキなマッチョメンであり、どこぞの理性蒸発ピンク髪のように女装趣味があったわけでもない。
 にもかかわらず、彼の身体はあまりにも魅力的であり――――結果として、その容姿は散々十二勇士達によりネタにされた。アストルフォに女装コンビ結成を持ちかけられ、ローランに真顔で口説かれ、ブラダマンテにはロジェロの件で本気で嫉妬され、挙句主君シャルルマーニュからはこう言い放たれた。

「オリヴィエ、お前本当は女じゃないのか? ほら、呪いで男にされたとかそういう感じでさ」
 
……その為、召喚された彼は必ずマスターとなった人物にこう念押しすると言う
「どうか、どうか自分の容姿にだけは触れないで下さい。決して、男のナントカなどとは申さぬように。……冗談でも口にしたらどうなるかは、分かっていますね?(威圧)」

【NG案件】昔の仲間、およびフランク(フランス)への悪口・侮辱、男の娘

  • 最終更新:2023-12-10 00:26:04

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