ウィーラーフ

【CLASS】シールダー
【真名】ウィーラーフ
【性別】男性
【身長・体重】186cm・89kg
【出典】『ベオウルフ』
【地域】北欧
【属性】中立・中庸
【天地人属性】地
【CV】江口拓也

【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷D 魔力D 幸運B 宝具A

【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:C
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。Cランクでは正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせ、野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。

自陣防御:B
味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。防御限界値以上のダメージを軽減するが、自分は対象に含まれない。ランクが高いほど守護範囲は広がっていく。

【固有スキル】
勇者の意地:A
火竜を前に並み居る戦士たちが逃げるなか、勇気を振り絞りただ一人残りベオウルフとともに戦った伝説が昇華したスキル。臨戦態勢にいる際には自身の防御力が向上し、精神攻撃のような精神面への干渉に対する耐性をある程度獲得する。

豪王の盾:A
ベオウルフから盾を受け継いだという逸話が昇華されたスキル。竜の息吹を耐えた盾の逸話は、ウィーラーフの体を強靭なものへと変え、その伝説力により擬似的な火除けの加護として発揮する。

心眼(偽):C
直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。

【宝具】
継承戦線(ベオウルフ・サーガ)
ランク:A
種別:結界宝具
レンジ:-
最大捕捉:不明
火竜退治のために鍛えられた逸品。ベオウルフから受け継いだ不破の鉄盾。真名解放することで盾を核に大結界が展開され、盾で守られている者への状態異常を除去し、対軍、対城宝具にも耐える絶大な防御力を誇る。
火竜の猛攻を耐えしのいだ伝説を持つことから対熱・対竜属性に対して極めて高い防御力を発揮する。熱エネルギーは吸収して盾が作り出す魔力障壁を維持するリソースの魔力へ還元して転換する。太陽・炎・稲妻・高熱・閃光などにも有効である。

【weapon】
宝剣
火竜の腹を裂いた巨人の剣。オーホトヘレの子息エーアムンドの遺品としてウィーラーフの家に伝わる宝剣。シールダー以外のクラスならばこれも宝具だったかもしれない。

【解説】
英文学最古の叙事詩と言われる『ベオウルフ』に登場する勇士。豪王ベオウルフの火竜討伐に従軍した11人の勇士のひとり。同行した勇士達の中で唯一竜から逃げ出すことなくベオウルフを援護したが、彼の防具は竜の炎の前にはあまりに脆く、王の盾無しでは戦うこともままならなかった。しかし竜の一撃がベオウルフを捕らえ、王の命運ももはやここまでと思われたとき、ウィーラーフは竜の炎で焼け爛れるのも厭わず飛び出して竜の喉を裂くことに成功する。喉を潰され炎の勢いも衰えたその隙をベオウルフは逃さず、腹を割いて竜に止めを刺した。
こうして竜退治を成功させた主従だが、その代償は大きくベオウルフは既に瀕死の身であった。王は名を汚さず恥じることない人生を全うしてこれたことに満足して、ウィーラーフに竜の財宝を民草に分け与え、航海の目印にするため己の墓は岬に立てるよう命じる。そして最後に自らの装具を彼に託し、英雄ベオウルフはこの世を去った。
その後、ウィーラーフはヴェデル族を束ね、王の埋葬や宝の分配などの指揮を取り、ベオウルフを荼毘に附す。ベオウルフが亡くなったことでその存在が抑止力となり保たれた平和が乱れ、遠くない未来、隣国との戦争が起こることを仄めかしながら、叙事詩『ベオウルフ』は完結する。

【人物】
亜麻色の髪、ダークブラウンの瞳を持つ青年。世を儚む陰気属性が入っている。
自分は英雄の伝説に登場する端役であり、英霊として存在しているの過分な待遇だと恐縮している。そのため物腰は低く、常に自信なさそうな態度であり、マスターにもそのような態度である。責任感は人一倍強く、物事には保険をかけるタイプなので用心深く、慎重に物事を進めていき、数ある選択肢を選ぶときは消極的になりがち。自分の"身の程"というものを必要以上に気にする、自己評価の低い卑屈な人物であり、事あるごとに自虐めいた発言や思考をする。ネガティブな部分も目立つが、責任感の強さや慎重な性格から、気遣いができて面倒見が良いオカン気質。
生前に彼が使えたベオウルフは縁者。ウェーオホスターンの子息でシュルヴィング家の縁に繋がる者ある。シュルヴィング家はスウェーデンの王家で、ウィーラーフの父はこの王家の出身である。幼少の頃から目をかけてくれたベオウルフを英雄として憧れている。ベオウルフは彼にとっては憧れの英雄であり、父親のように慕う男でもある。数多くの勇士が恐れて逃げ出した竜を前にしても、ウィーラーフが怯えながらでも戦場に残れたのはベオウルフを見捨て逃げて生き延びる事実が、眼前の竜以上に恐ろしかったからだ。敬愛する王がここを死地とすると決めていたのは知っていた。そしてその意思を翻させることができないことも知っていた。だからこそ、稀代の英雄にして名君の願いを成就させることに全力を尽くそうと腹を括って決めたのだった。

【能力】
さしたる功績や知名度補正を持たない凡庸なサーヴァントだが、北欧の勇士それも王直属の将兵ではあった為、ステータス自体はそこそこ優秀。シールダーらしく盾を使った戦闘技術も優れており、受け止めるだけでなく攻撃を受け流してカウンターを決めるなどトリッキーな動きもこなせる。竜退治に協力をできるだけあり、自己評価の低さに反して戦士としての実力は高い。

【一人称】俺
【二人称】あんた/おまえ・お前/○○(呼び捨て)
【三人称】あいつ/奴/○○(呼び捨て)

戦闘開始
「さぁて、お仕事お仕事」
「そんじゃまあ、気張っていくか」

グレンデル
「あれがベオウルフ王が討滅した怪物……だと?可愛い……。あ~いやいや!騙されるな俺!ベオウルフ王とステゴロ出来た超危険生物だ。平常心平常心……」

ユースティア
「国の権威をかかげる盾持ちとは随分と厄介なものを持っているんすね。……うわ、何差し出がましいこと言ってんだ、俺」

ティピュス
「ギリシャ……陽キャラたちばかりってイメージなんだが……そんな奴らの集う船の操舵手とは苦労しそうな役職だなあ」

ドミニク
「へえ、お嬢さんは王妃様のファンなのか。んん?……いや待て。男? 男……なのか。……なんだそれ。なんか怖いぞ」

ムスペル
「大した炎だな。それでも、この盾を破ることはできないぜ?……だからここで炎はぶっぱなすなよ?……やめて?やめてね?やめてください」

メリュジーヌ
「なんですかねえ、あの娘。なんてか根源的な恐怖を刺激されるような気がします。……竜?あー、なるほど……なるほど……」

ヒルデブラント
「英雄たちの師匠である老騎士とか、究極の現場からの叩き上げだな。メンタルHP半端無いだろうな。……怖いなー近づかんとこ」

前田慶次
「傾奇者ね、地元にもああいう勇士はいたが俺はあんな鬼メンタル持ってないんで、たまについて行けなくなるんだよなぁ」

「好きなもの。えぇっとぉ……特に、ない、かな。趣味は……無趣味、だな。……実につまらない。寂しい……」

「嫌いなもの。はあ、特にないっすよ、あー、でも生前の因縁であれは嫌いって事にしておくっす。……竜。ま、嫌いってか怖いってほうが正しいっすけどね」

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  • 最終更新:2021-07-28 00:00:37

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